今後、韓国の農村独身男性が中国人女性を妻として迎えるのが困難になりそうだ。
中国の女性人民政治協商会議(政協)委員たちが、中国女性との結婚を希望する外国人男性に対して、財産および収入に関する証明書の提出を義務付けるなど、国際結婚法規を大幅に強化しようとしているからだ。
任遠征など16人の女性政協委員は最近、北京人民大会堂で開かれている全国人民代表大会でこのような内容の立法提案書を提出したと、地元紙の重慶晩報が8日付で報道した。
委員たちは、提案書で「2004年に4000人あまりの中国人が国際結婚をし、約1000人が離婚した」とし、「国際結婚をした中国人4人のうち1人の割合で離婚に至った」ことを明らかにした。そのうえで「中国大使館には夫から暴力や性的虐待を受けたり監禁されたことがあると通報する事例が増えているが、これは制度に問題があるからだ」と指摘した。
1983年の3月と8月の2回にわたって発表された中国の国際結婚法規定は、中国人と結婚しようとする外国人の身分のみ確認するよう規定しており、結婚後の安定した生活を保障するような法的な裏づけが欠けていると、委員たちは主張している。
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