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KT&G−アイカン、法廷攻防

Posted March. 10, 2006 03:00,   

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同日、カール・アイカン氏の代理人には法務法人デリュクとエバーグリーンが出てきて、一方の KT&Gでは、セナル合同法律事務所と、法務法人セジョンとソジョンを出してきた。 弁護人たちの自己紹介が終わった後、攻防戦が始まった。

●一括投票か分離投票か

アイカン氏の代理人の資格で出たエバーグリーンのソン・ヒョンウン弁護士が立ち上がった。

「株主が商法上に保障された株主提案権によって3人の社外理事候補を推薦した場合、会社は定款で決めた理事の定員が許す限り、当然3席以上の理事職を設け、理事選任の案件を株主総会に上程しなければならな。」

彼はまた、「KT&Gは、株主が提案した議案を任意で修正し、株主提案権の核心的内容を侵害した」ことを主張した。

次に、KT&Gの代理人である法務法人セジョンのイム・ジュンホ弁護士が出た。

「申請人(アイカン氏側)が、一般社会理事と監査委員社外理事を区別せず選ぶように要請してから、今更全てを集中投票で選出しなければならない(一括投票方式)というのはとんでもない話だ。監査委員と一般社外理事を分けて選ぶことは問題ない(分離投票方式)」

●商法か証券取引法か

両側の主張は次のようだ。

アイカン氏側は、今月任期が終了する6名の社外理事候補に3名を推薦したが、KT&G理事会は、4名は監査委員社外理事、2名は一般社外理事で区分して選ぶことに決めた。こうなれば、アイカン氏側は最大2名しか選ばれないこととなる。

アイカン氏側の主張は、一応社外理事6名をすべて集中投票制で選び、この中の4名を監査委員と一般社外理事に分けようというものだ。

アイカン氏側は商法上の株主提案権を強調し、KT&Gは、アイカン氏側が証券取引法上社外理事候補推薦権を行使するためには0.5%以上の株式を、6カ月以上保有しなければならないという点を充足させなかったことを指摘した。

●アイカン、1株当たり7万ウォンで買収を提案

アイカン・パートナーズ、スチール・パートナーズなど四つのファンドで構成されている「アイカン連合軍」は、公開弁論が行われた同日、KT&G側に1株当たり7万ウォン以上で買収交渉が可能だということを新しく提案した。以前提示した6万ウォンから、1万ウォン上がった金額だ。

アイカン氏側は、「すでに少なくとも20億ドル(約2兆ウォン)を投入する準備が整っている」と述べた。しかし、「公開買収の通知ではない」と釘をさし、実際に公開買収しようという意志でなく、KT&Gを圧迫するためのカードとみえる。

両側の法廷争いの結果は14日に出る。

アイカン氏側が勝てば、17日の株主総会で社外理事は選任されず、後ほど再び論議されることになる。KT&Gが勝てば、予定通り一般社外理事2名だけを集中投票制で選出する。

裁判が終わった後、ソン弁護士は、「我々の立場を充分伝えた」と語り、一方のイム弁護士は、「頭脳争いが激しかった。ベストを尽くしたので、結果を待つだけだ」と淡々と述べた。



ssoo@donga.com changkim@donga.com