29日、請約(口座を開き、一定期間預金をするとマンションの分譲権が入手できる)が開始される京畿道城南市板橋(キョンギト・ソンナムシ・パンギョ)新都市の中小型マンションは、「ベランダが複数であり、横長」形に設計されたのが特徴だ。
ベランダの改造の合法化を受け、建設会社はベランダを最大限増やして設計した。大部分のベランダの面積が計10坪前後にのぼり、最大で7つのベランダが設計された団地もある。
また、採光と換気性能に優れ、眺望がいいように居間と寝室、キッチンなど、多くの空間が外向きに配置された間取りだ。
賃貸と分譲マンション計5352戸を供給する民間建設会社10社は、今週内に平面設計を完了し、サイバーモデルハウスを通じ、マンションの平面図を公開する予定だ。
●ベランダ改造合法化、最大限利用
同時分譲マンションのうち、団地が最も大きい「プンソン新ミジュ」33坪Aタイプ(476戸)は、ベランダを改造して部屋が4つになる。居間の衣装室裏側にあるベランダを拡張すれば、部屋が一つ作れるように設計してある。
33坪型Bタイプ(361戸)は、ベランダが7つで総面積が14坪にもなる。ベランダを全部拡張すれば、実際の居住面積が39坪を超えることになる。
「イージー・ザ・ウォン」32坪型(721戸)は一般ベランダと違って、ベランダが部屋や居間の中を縦横に走る、ポケットベランダが設計される。「ハンソンフィールハウス」32坪型は、3面にベランダがある。
大部分の建設会社は分譲契約と別途に、希望入居者に限ってベランダの拡張施工契約を結び、入居前にベランダ工事を完了する計画だ。ベランダの拡張費用は入居者が別途に払わなければならない。30坪型台の工事費は1000万〜2000万ウォン台になるものとみられる。
建栄(クォンヨン)のヤン・フンモ次長は「洗濯室と収納空間、避難空間など必要な最小限の空間を別途に設けた後、拡張施工を行う予定だ」と述べた。
賃貸マンションも大部分ベランダの拡張型設計を行う予定だ。関係当局の承認を得れば、入居前に拡張施工を行う方針だ。
「モアミレド」33坪型は、寝室の前後にベランダを配置した。前のベランダと後ろのベランダを拡張して書斎や作業空間などに活用できる。モア建設のチェ・リョン取締役は「費用は入居者負担であり、10年後分譲に転換しなかったり、途中で引越したりすれば、工事費用から使用年数の減価償却費を引き、残りを返す」と説明した。
●採光と眺望に配慮した横型設計
板橋新都市の中には、ウンジュン川が流れ、37万坪規模のクムト山公園がある。西板橋の南側には南ソウルCCもある。
多くのマンションが河川と公園、ゴルフ場の眺望権が確保できるように「塔像型」に建てられ、寝室や居間、キッチンなどが窓に面して配置される間取りとなっている。
プンソン新ミジュ33坪型Bタイプは「寝室と居間、二つの部屋、キッチン」の5空間がいずれもベランダに面して配置される「5Bay」として設計されている。
プンソン住宅の李テソク代理は、「家のどこからでも眺望がいいように横長型に設計した。低層の一部を除き、大部分の世帯で眺望権が優れているだろう」と述べた。
塔像型構造の「建栄キャスビル」33坪型(74戸)も、5Bayになるように「ㄱ」字に設計された。ハンリムリッツビル、ハンソンフィールハウスなどは、風通しと日当たり良い3.5Bayで設計されている。
分譲価格上限制のマンションであるため、収納ダンス、オンドル(床暖房)、家電製品などは、いずれも別途購買しなければならない可能性が高い。
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