第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、6戦無敗の6連勝という記録でベスト4入りした韓国代表チーム選手のうち、兵役義務未修者の11人全員に兵役免除の恩恵が与えられる。政府と与党ヨルリン・ウリ党は17日午前、国会で尹光雄(ユン・グァンウン)国防部長官や金ハンギル院内代表などが出席した中で、政府・与党間協議を開きこのように決定した。対象者は4週間の軍事基本訓練を受けて、野球選手かコーチとして3年間従事すれば、兵役義務を終えたこととしてみなされる。
このため、政府は4月、臨時国会で兵役法施行令を見直す予定だ。現行の兵役法施行令49条は△五輪で3以内の入賞△アジア競技大会優勝△ワールドカップサッカー大会16強以上などの成績を上げれば、兵役特例を認めている。
同日、政府・与党間協議で兵役特例が決定された11人は、崔熙燮(チェ・ヒソプ、LAドジャーズ)、金善宇(キム・ソンウ、コロラド・ロッキーズ)、奉重根(シンシナティー・レッズ) の海外派と、ベ・ヨンス(三星)、オ・スンファン(三星)、金テギュン(韓化)、チョン・ビョンドゥ(起亜)、チョン・ジェフン(斗山)、李ジンヨン(SK)、李ボムホ(韓化)、チョン・ソンフン(現代)の各選手たちだ。
しかし、このうち2人が04年、腎臓炎があるように騙して兵役の義務を逃れようとしたところ摘発され、起訴猶予の処分を受けたことが明らかになり、議論が起こった。これを受け、兵務庁が緊急の対策会議を開いて法的検討を経た末に、恩恵を与えることで結論を出した。
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