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政界「李明博テニス」論争

Posted March. 20, 2006 03:46,   

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李明博(イ・ミョンバク)ソウル市長をめぐる「テニス波紋」が広がっている。

李市長が米国訪問の日程を急きょ取り消して18日に帰国し、「思慮深くない部分があった」と頭を下げたが、与党は国政調査を主張するなど鎮まる気配を見せていない。

李市長は20日午前、記者懇談会を通じて直接解明に出る予定だ。

▲「皇帝テニス」論争〓テニスコートの委託運営者である韓国体育振興会によると、03年4月に契約書を作成したとき、予約者である当時のソウル市テニス協会会長のS氏が、「市長が土、日曜日のいつでも運動ができるように…、一般会員の使用を全面的に排除して全営業時間を独占的に使う」と話しており、振興会はこれに合わせて施設を運営してきた。

日曜日の午前9時から午後1時までの4時間だった協会の予約時間が、03年4月を基点に土、日曜日の全営業時間に拡大したのだ。

以後、市長秘書室側は週末の数日前に前もって電話をかけて、李市長の使用時間を予約してきた。李市長側が直接日程を取ったという事実を証明して見せたのだ。

ソウル市側は「李市長は招待を受けて、週末の生活体育のレベルで運動をしてきており、李市長だけが招待されたのではない」と反論した。

李市長のために協会側が前国家代表を含むテニス選手たちを週末に待機させたという指摘についても、「李市長が有名な選手とだけ試合をしたのではない」と釈明した。

▲使用料精算をめぐる論議〓李市長は、これまで南山(ナムサン)室内テニスコートを51回、153時間を利用した。招待だから時間当り3万〜4万ウォンの使用料を毎回払わなかったという説明だ。

しかし、昨年末に使用料の是非が浮き彫りになってから、李市長は本人がした時間分、すなわち153時間に当たる600万ウォンを後で支払った。残りの金額2000万ウォンはソウル市テニス協会の理事らが支払った。

事実上、李市長のために週末の全体の時間が予約されたが、これを他の人が払ったのは代納ではないかと言う問題提起についてソウル市は、「残りの時間帯の利用料精算は李市長が関与する部分ではない」と主張している。

▲室内テニスコートの違法建設〓来月末に完工する予定である「蠶院(チャムウォン)室内テニスコート」(ソウル瑞草区蠶院洞71—10・コート3面)の敷地は都市計画施設上、学校用地だ。

体育施設を作るためには学校用地の解除手続きを踏まなければならないが、ソウル市は「ここには学校の設立計画がない」などの理由を挙げて、李市長が直接決裁した「室内テニスコートの総合建設計画」に従って、「仮設建築物」と言う名の違法建設を推進してきた。

しかし、隣接のバンウォン小学校の場合、仮建物を建てて利用しなければならないほど生徒数の増加に困っており、近くキョンウォン中学校も同じだ。

これと関連して、実業家S氏のロビー疑惑が提起されると、ソウル市は「ソウルだけでも20万人に達するテニス愛好家がいるため、室内テニスコート建設の要求に応じる必要があって建設した」とし否定した。

蠶院室内テニスコートの運営者選定に市長が介入したという疑惑も直接解明しなければならない。

瑞草区(ソチョグ)が公開募集によって運営者選定を推進しようとすると、ソウル市はソウル市体育会が運営者にならなければならないと公文を送ってきており、さらに職員を瑞草区に行かせて「市長の意思」として、受け入れることを要求したからだ。特別交付金で建てられた建物の財産権は自治区が持つことになり、通常、委託運営者を自治区が決めるのが原則だ。

▲与党の政治争点化〓ヨルリン・ウリ党の李揆義(イ・ギュウィ)副スポークスマンは同日、論評を出して「李市長が南山テニスコートの利用を取り持った人士と1年8ヶ月にわたり一緒にテニスをしてきたにもかかわらず、初めて名前を聞いたなどという嘘の釈明で、国民をばかにした」とし、「李市長は市長職から退かなければならない」と主張した。

ウリ党は、今度の事件に対する攻勢を通して、地方選挙で世論の反転を図ることができるうえに、大統領選と関連した「李明博たたき」にもなるということで、内部方針を固めたという。



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