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自社の携帯技術流出した三星電子研究員、営業秘密漏洩で拘束起訴

自社の携帯技術流出した三星電子研究員、営業秘密漏洩で拘束起訴

Posted March. 23, 2006 03:03,   

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三星(サムスン)電子が開発した最新の携帯電話の核心技術を、カザフスタンに密かに流出し、数十億ウォンを受け取ろうとした三星電子の研究員ら2人が、検察に摘発された。

ソウル中央地検の先端犯罪捜査部(李健周部長)は22日、三星電子の先任研究員の李容疑者(35)と海外不動産コンサルティング業社である(株)フリーゾーン企画室長のチャン容疑者(34)を不正競争防止及び営業秘密に関する法律違反などの疑いで拘束・起訴したと発表した。

李容疑者は昨年11月22日、京畿道水原市梅灘洞(キョンギド・スウォンシ・メタンドン)の三星電子無線事業部の開発チーム事務室で、開発役員と社員にだけ接近が認められた社内の通信網に接続し、最新の携帯電話2つのモデルの回路図と配置図のファイルをダウンロードし、A4用紙で15枚を出力した。李容疑者は資料を外部に搬出した後、事務室の近くで待っていた小学校と中学校同期生のチャン容疑者に渡しており、チャン容疑者は直ちにカザフスタンの情報通信会社N社の関係者2人にこれを見せた。

李容疑者とチャン容疑者は、N社の関係者らがカザフスタンに出国した後の11月27日に技術を渡す条件を盛り込んだ了解覚書(MOU)を作成し、N社に送った。

N社から返事がないと、チャン容疑者は12月に知人の国内居住のカザフスタン人に「N社側に渡してほしい」とし、携帯電話2つの回路図1枚ずつを渡した。

李容疑者とチャン容疑者は同過程で、核心技術を渡す見返りとして200万ドルを、N社に移籍する場合には100万ドルを要求したことが明らかになった。

しかし、回路図を受け取った国内居住のカザフスタン人は回路図をN社に渡さず、国家情報院と検察に同事実の情報を提供し、李容疑者とチャン容疑者が検挙された。回路図は捜査の過程で回収され、技術の流出はなかった。

三星電子は同技術が流出した場合、携帯電話の開発費用26億5000万ウォンと今後5年間の売上げに支障を来たす予想額5343億ウォンなど、計1兆3000億ウォンの被害を受けることになっただろうと推算した。



jefflee@donga.com