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大手の有機農粉ミルク・豆乳からGMO成分検出

大手の有機農粉ミルク・豆乳からGMO成分検出

Posted March. 30, 2006 07:58,   

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韓国内の食品大手が作った有機農豆乳(有機農栽培の豆を使った牛乳)と粉ミルク製品から、遺伝子組み換え農産物(GMO)の成分が検出されたという調査結果が発表された。

国会・農林海洋水産委員会所属の洪文杓(ホン・ムンピョ)ハンナラ党議員は29日、食品医薬品安全庁(食薬庁)が提出した「2005年度遺伝子組み換え食品モニタリング調査結果」によるとI社の有機農ミルクとY牛乳のプレミアム有機農豆乳からGMO成分が検出されたと明らかにした。

洪議員はまた、国立農産物品質管理院に依頼して分析したところ、N社とJ食品の有機農豆乳からも、GMO成分が検出されたと明かした。

現行の食品衛生法は、有機農印を付けた加工食品からはGMO成分が検出されてはならないと定めている。しかし、農産物品質管理法上の「GMO表記要領」によると、原料にGMOが入っていないという区分流通証明書がある場合、GMOが「偶発的に3%以内で混ざりうる」と認めている。

これは、輸入した原料で作られた加工食品の場合、GMO印がなくてもGMOの成分が検出されるということを意味する。I社は「GMOが検出されたと通知された昨年4月以降、毎月会社内部と外部機関でそれぞれGMO検査を行ったが、ただの一度も検出されていない」とし、「政府が認めた原料を使って、有機農粉ミルクを作っても、GMOが検出されることがある」と主張した。

実際、食薬庁がモニタリングを実施したところ、有機農表記をした製品、表記していない製品を全て網羅した検査対象869の食品のうち、有機農表記製品2つを含む198(22.8%)の製品からGMO成分が検出された。198製品を類型別に見てみると、飲み物類が37.6%で最も多く、特殊栄養食品(31%)、食肉製品(29.2%)、豆腐類(25%)、菓子類(23.5%)の順だった。豆腐の原料になる豆の場合、検査対象の39件いずれからもGMOが検出されている。

食薬庁は「有機農表記の義務に違反したI社には是正命令を下し、Y牛乳、N社、J食品に対しては回収、検査の後、GMOが検出されれば、是正命令が下されるだろう」と明らかにした。しかし、食薬庁関係者は「GMOが原料に入っていているかどうかを表記する基準は、欧州が0.9%、日本と台湾はそれぞれ5%などで、国別に格差が大きい」とし、「米国ではGMO成分が問題にならないと判断されているため、表記義務基準はああえてない」と説明した。



lightee@donga.com larosa@donga.com