ソウル大学は2007年度入試で、特技者選考や「地域均衡選抜」選考などの随時募集の人員を、全体の募集定員の半数に近い46.9%に増やした。ソウル大はまた、2007年度の募集定員を前年比で63人減の3162人と定めており、理工系を忌避する現象を解消するため、理科系の特技者選考の志願資格を緩和した。ソウル大は30日、こうした内容を盛り込んだ「2007年度・大学新入生入学選考案」を確定し、発表した。
この選考案によると、ソウル大は2007学年度の入試で、地域均衡選抜選考25.3%(800人)、特技者選考21.6%(683人)など、全体募集定員の46.9%にあたる1483人を随時募集を通して選抜し、残りの53.1%(1679人)を定時募集を通じて選抜する。ソウル大は2006年度の入試で、募集定員の38.3%にあたる1236人を随時募集を通じ選抜しており、残り61.7%の1989人を定時募集で選んだ。
ソウル大は、医学専門大学院と経営専門大学院(MBA)を導入することによって、募集定員を予科で33人、経営学部(商科学部)で30人を減らした3162人で確定した。現行法によって、大学が大学院の定員を増やせば、学部の定員は一定の割合に減らさなければならないことになっている。理科学部と工科学部は、特技者選考を通じて募集定員の40%を選抜する。
とりわけ、理科系の特技者選考では、受験生が決められた志願条件を満たさない場合でも志願できる。その代わり、該当の受験生は学校生活記録簿などの資料を通じて、自身の特技関連能力を立証付けなければならない。ソウル大は2006年度の人文系列特技者選考の第2段階で「面接・口述試験40点+論述試験60点」に基づき選考を行ったが、2007年度は「面接・口述試験60点+論述試験40点」へと、配点の割合を調整した。ソウル大は、農村・漁村に住む受験生への特別選考の志願条件も緩和した。
中高校の6年間を農村・漁村の学校に通った受験生は、保護者が高校3年間だけ農村・漁村に住んでいた場合でも、受験資格を認められる。これまでは保護者も受験生と共に中高校の6年間を農村・漁村地域で在住した場合にのみ、受験資格が与えられた。
定員外に選抜する特別選考募集の定員は、農村・漁村学生の特別選考が95人、特殊教育対象者の特別選考20人前後、海外在住韓国人の特別選考60人以内で、2006年度と同じ。
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