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ウォード、「すべて母のお陰」

Posted April. 05, 2006 02:59,   

한국어

ハインス・ウォードは、訪韓目的について「韓国の遺産を学ぶために来た。私が韓国にいる混血児に何か勇気を与えることができ、混血児たちが困難を克服する意志を育むことができるならば、うれしい」と話した。

そして「残念なことは、混血が彼らの決定によるものではないため、悔しい面がある。(混血児)一人だけにでも助けになれたらうれしい」と付け加えた。

これに対し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は「果たして、ウォード選手が『韓国でも今のように成功することができただろうか』と考えてみる。ウォード選手の存在自体が多くの人々に勇気を与えた。韓国でも(混血児たちが)立派に成功できる環境づくりに努力する」と述べた。

またウォードは、すべての栄光を母親のものとし、愛情を示した。

「母はいつも私がケガをしないように祈り、私は母から多くの祝福を受けた。母は私が良い生活を送るのを見たいと言った。私は母が(他人から)陰口をたたかれることを望まず、行動を慎んで努力した。その結果、今日の私がある」

盧大統領は「彼の言葉を書き取れば、そのまま教科書になる。韓国では親孝行が最高の徳目だ。後に引退すれば、私が、その時は大統領ではないが、『親孝行賞』をあげよう」と述べた。

本館に移って進められた1時間30分の昼食のメニューは韓国料理だった。盧大統領はウォードの箸の使い方を見て「箸を使い方が上手い」と言い、ウォードは「母は米国の料理を先に作り、韓国料理を準備したが、私はいつも韓国料理をおいしいと思った。今はチームの仲間が『いつカルビを食べさせるんだ』と聞いてくる。このようなことは混血の長所ではないかと思う」と話した。

さらにウォードは、「子どもの頃、韓国文化に羞恥心を感じたこともあったが、今は(それを)恥ずかしく思う。今、本当に後悔されることは、韓国語を学ばなかったことだ」と吐露した。

また「勉強のほうが運動より難しいが、難しいことを好む。難しいことがより興味深いからだ。私は運動をしているが、建物賃貸業などの不動産関係も勉強している」と話した。

盧大統領はウォードに、伝統陶芸技法で表に無窮花(ムグンファ=韓国の国花)が彫られた茶器セットと皿をプレゼントした。これに対してウォードは、アメリカン・フットボールのボールとスーパーボールのチャンピオンの記念の帽子、86番のユニホームを盧大統領にプレゼントした。



jyw11@donga.com