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出産率、蘆原区が最高、江南区は最低

Posted April. 14, 2006 03:16,   

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不動産価格は安いが、マンションの少ない鐘路区(チョンノグ)の出産率は低く、実際に一つの家庭に子女が何人いるかということとは格差がでる。

●蘆原区1.19人、江南区は0.78人

区別合計出産率は、蘆原区(ノウォング)が1.19人で最も高く、九老区(クログ=1.14)、永登浦区(ヨンドゥンポグ=1.09)が2、3位だった。ソウル全体の合計出産率は1.00だった。

蘆原区は、マンションの1坪あたり売買価格が670万ウォン(06年1月2日基準)で、道峰区(トボング、662万ウォン)に続いて最も低い。賃貸価格も、1坪当たり387万ウォンで低く、1億ウォン以下で24坪型のマンションを購入できる。また、住宅の中でマンションの割合が86.75%で、ソウルで最も高い。

合計出産率の高い九老区と永登浦区も、不動産の売買価格や賃貸価格が安く、マンションの割合も50%を超える地域だ。

その反面、江南区(カンナムグ)の合計出産率は0.78人で、ソウルで最も低かった。ソウル平均より0.22人、蘆原区よりも0.41人も少ない。

江南区は、マンションの割合が74.7%と高い。しかし、住宅の平均売買価格が2581万ウォン、賃貸価格は平均742万ウォンで、ソウルで最も高い。やはり合計出産率の低い瑞草区(ソチョグ、0.90)も江南区に続いて不動産価格が高い。

出産率が2番目に低い鐘路区(0.83)は不動産価格は比較的安いが、マンションの割合が21.20%と最も低かった。

チョ教授は、「合計出産率が高いのは、子女を多く産む人たちがその地域に多く住んでいるという意味だ。実際に、一つの家庭の子女が何人なのかは差がある」と説明した。

統計庁によれば、韓国の合計出産率は04年現在1.16人で、世界最低水準だ。

専門家たち、「住宅問題解決が最高の少子化解決方法」

●生活方式の差も出産率の格差に影響

今回の調査結果に対し、人口学および不動産問題専門家たちは、韓国で不動産購入による経済的負担が大きいため、住宅問題が出産率に影響を与えかねないと分析した。

マンションが密集していて保育環境が良く、不動産価格が適切な地域に住んでいる人たちが、子女を多く産む傾向があるということだ。

所得水準による生活方式の差も、出産率の格差に影響を与えることと分析された。

全廣熙(チョン・グァンヒ)忠南(チュンナム)大学教授(人口学)は、「ソウル江南地域の女性たちは経済的余裕が多い上、専門職従事者の割合が高く、晩婚と未婚の傾向が強いという点も、出産率が低い理由の一つ」と説明した。

出産率と住宅問題の相関関係を考慮する際、少子化問題を解決するためには、住宅問題を優先的に解決しなければならないという指摘も出た。

張成洙(チャン・ソンス)住宅産業研究院研究室長は、「現在、政府の少子化対策は、子どもが生まれてからの保育を支援する方へ集中されている。子どもを多く産む世帯の住居問題を解決すれば、出産率を高めるのに大きな効果がみられるはず」と述べた。



sanjuck@donga.com