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慶煕大「授業料引き上げ再議論」で学生の要求を受け入れ

慶煕大「授業料引き上げ再議論」で学生の要求を受け入れ

Posted April. 14, 2006 03:16,   

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多くの大学が授業料の引き上げをめぐって学内で論議を呼んでいる中、慶煕(キョンヒ)大学は、すでに確定して告知していた授業料の引上げ率を再議論することにし、他大学にも影響を与えそうだ。

慶煕大学側は13日、「大学側代表4人と学生代表4人が参加した授業料策定委員会(登策委)を開き、授業料の引上げ率を再議論することとした」とし、「できれば今月中に学生代表たちと引上げ率を調整する」ことを明らかにした。

登策委は昨年12月から5回も会議を開き、今年1月27日に2006年度の授業料の引上げ率を6.8%に確定して、学生たちに告知した。

しかし、学生代表4人のうち学部の学生代表2人が、3次会議の時から授業料の引き上げに反対して参加しなかったうえに、学科別の代議員が集まった総学生会の拡大運営委員会が、登策委の授業料の引上げ率を受け入れられないとの決定を下した。

これによって、総学生会は先月27〜29日、全体の学生を対象に授業料の再議論のための総投票を実施した結果、投票に参加した56%の学生のうち、93%が再論議に賛成した。慶煕大学側は、学生たちのこのような要求を受け入れて、11日に登策委を再び召集した。

慶煕大学側の関係者は「すでに確定告知した登録金の引上げ率を再議論することに対して一部の教務委員が反対したが、民主的な意見収集のために登策委をまた開くことにした」と話した。

慶煕大学の学生1万2695人はすでに授業料を納めていたため、登策委が授業料の引上げ率を下げることに決定されれば、その後で差額を返してもらうことができる。

登策委の決定が覆されたことには、学内での学生会の体育会系と文化会系の間の「パワーゲーム」の結果という見方もある。

慶煕大学は体育会系の学生たちがこれまで総学生会長を引き受けてきたが、今年は文化会系の学生が総学生会長になった。この大学の15の学部(単科大学)のうち、6つの学生会は体育会系の学生たちが引き受けていて、彼らと総学生会が意見の衝突を見せているというのだ。

総学生会の関係者は「必ずしも、引き下げを前提にして授業料の引上げ率を再議論するのではない」との見解を示し、「協議過程に問題がなかったか検討し、引き下げ要因が新たに出てくれば、その時には授業料を引き下げなければならないのではないか」と説明した。



egija@donga.com