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朴相培氏と現代家の「続く悪縁」

Posted April. 15, 2006 03:08,   

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朴相培(パク・サンベ)前産業銀行副総裁と李成根(イ・ソングン)産業銀行キャピタル社長が、現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車グループ系列会社の債務棒引きと関連して、14日、検察に緊急逮捕され、現代家と産業銀行が再び「悪縁」を結んだ。

産銀は2002年、対北朝鮮送金事件に続き、再び現代家と関連する問題で捜査線上に浮かび上がった。

産銀は2000年6月、流動性危機に陥った現代商船に4000億ウォンの資金を貸し出した。当時はこの貸し出しに別に問題がないようだったが、2002年対北朝鮮送金問題が発生して産銀が対北朝鮮送金事件の中心に浮かび上がった。

財務状態が良くなかった現代商船が国策銀行から巨額の貸し出しを受けることができたのは、 6・15南北首脳会談を控えて政府が介入したからということだった。当時、捜査の過程で大統領府が貸し出しに圧力をかけたという証言が出て、事件は大きな波紋を呼んだ。

結局、朴前副総裁は検察に起訴され、2003年に懲役2年、執行猶予3年を言い渡された。現代商船に貸し出しが行われた際に産銀の総裁だったイ・グニョン氏も有罪が確定した。しかし、2004年5月に二人とも花祭り(お釈迦様の誕生日)に特別に赦免された。

朴前副総裁は1971年に産銀に入り、通貨危機の時から起亜自動車や大宇(テウ)自動車の事態をうまく処理して、2001年に副総裁になった。

仕事が上手ではあったが、金大中(キム・デジュン)政権の実勢だった李起浩(イ・ギホ)前大統領経済首席秘書官との知り合い関係が、彼の出世に大きな力になったという評価もあった。朴前副総裁と李前首席は光州(クァンジュ)出身で光州一高校、ソウル大学商大を出た。李前首席も対北朝鮮送金事件で有罪判決を受けた。

朴前副総裁は、現代商船の貸し出しに決定的な役割を果たしたことが明るみに出て、2003年4月に銀行を辞めた。そして、今度の現代自動車系列会社の債務を棒引きする見返りに金を受け取った疑いでまた緊急逮捕された。

李社長は、現代自動車系列会社の債務棒引きが行われた2002年、朴前副総裁の下で投資本部長職を務めてから、2004年に産銀キャピタルの社長になった。現代自動車側の依頼を受けて債務棒引きのロビーをしたキム・ドンフン前アンゴン会計法人代表とはソウル高校同期でよく知っている間柄だ。



sanhkim@donga.com news91@donga.com