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国内バレリーナ「世界の舞踊クイーン」

Posted April. 26, 2006 03:23,   

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韓国バレエが世界舞踊界の最高権威賞を獲得した。

国立バレエ団の首席バレリーナである金ジュウォン氏(28)が25日午後7時(現地時間)、ロシアのモスクワで開かれた「第14回・Benois de la Danse」で、最高女性ダンサー賞を受賞した。英国のロイヤルバレエ団の最高のスターであるシルビ・グィエム、アメリカンバレエシアターの看板バレリーノであるフーリオ・ボカなど、現存最高のダンサーたちが歴代の受賞者である「Benois de la Danse」は、よく「舞踊界のアカデミー賞」と呼ばれる。

「受賞するとは夢にも思いませんでした。『ワールドスター』バレリーナたちがみんな受賞した同賞の候補に選ばれたことだけでも光栄だと思っていたんです。ただ授賞式の日、最終候補が繰り広げる記念公演で最善を尽くして、韓国バレエがここまでできるということを見せようという、軽い気持ちだったんですが…」

現在、モスクワに宿泊中の金氏は、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「午前1時半前後に、受賞者に選ばれたという話を伝え聞いて、驚きと興奮で眠れませんでした」という言葉で、嬉しい気持ちを伝えた。金氏に受賞の栄誉を招いた作品は、2005年国立バレエ団が公演した『海賊』の女性主人公「メドラ」役。今年は金氏を含めてパリオペラバレエ、アメリカンバレエシアター、ボリショイバレエなど、世界最高のバレエ団から男女ダンサー5人が最終の受賞候補に上がった。

金氏は「候補になったという話を聞いてからも、個人的な喜びよりは、もう韓国バレエがこれほど評価を受けているという気がして、本当に嬉しかったです」とし、「東洋的な情緒で女性主人公『メドラ』を纎細に表現したのが評価を受けたようだ」と話した。

今まで「Benois de la Danse」で受賞した韓国人バレリーナは、1999年ドイツのシュトゥットガルトバレエ団の「カメリアレディー」で最高ダンサー賞を受賞したカン・スジン(シュトゥットガルトバレエ団首席舞踊家)氏が唯一だ。国内で活動するダンサーが国内バレエ団の作品で同賞を受賞するのは金氏が初めてで、韓国バレエの快挙と言える。

金氏は「1998年国立バレエ団で公演した『海賊』が私のデビュー作だった」とし、「当時、負傷のため1回しか舞台に立つことができなかったが、昨年7年ぶりに初めて再び全幕を公演し、またその作品で受賞することになった」と語り、特別な気持ちを打ち明けた。

やっぱり『海賊』で金氏と一緒に最高ダンサー・男性部門候補に上がった国立バレエ団の金ヒョンウン氏と振付部門候補だった現代ダンサーのアン・ソンス氏は受賞することができなかった。

金氏は同日、モスクワのボリショイ劇場で開かれた授賞式で、金ヒョンウン氏と一緒に『海賊』の中の「アダジオ」を公演した。金氏は27日に帰国する。



sjkang@donga.com