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米政府、戦略備蓄原油の積み増し停止

Posted April. 27, 2006 03:29,   

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ブッシュ米大統領は25日、行政府に対して「石油市場に供給物量を増やすため、(危機状況に投入するために余裕分として残しておく)戦略備蓄原油を今年夏からの行楽シーズンが一段落する秋まで停止するように」と指示をした。

米国が5月に買い入れる備蓄原油は210万バレル。米国の一日平均石油消費量2100万バレルの10分の1水準だ。石油市場では「象徴的效果に終わるだろう」との見方が出ていると、外信は報道した。

同日、ニューヨーク市場のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の6月分価格は、前日より小幅(0.6%)下落した1バレル=72.88ドルで取引を終えた。

ブッシュ大統領は、巨額の純利益をあげた精油会社が談合を通じて不当に高い価格を策定したか調べるよう、司法省と連邦取り引き委員会(FTC)に指示した。

最近、エクソンモービルが最高経営者(CEO)であるリー・レイモンド会長に、退職ボーナスで4億ドル(約3700億ウォン)を支給することを決めたというニュースが流れて険しくなった世論の軟化を睨んだ措置とみられる。

またブッシュ大統領は、「今のように莫大な利益を出している精油会社がすべての減税恩恵を享受できるようにはさせない」と述べ、現在、年間数十億ドルに上る税制優遇の一部を撤廃する問題を検討する考えを明らかにした。



srkim@donga.com