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米軍基地移転総合計画の作成が9月に延期

米軍基地移転総合計画の作成が9月に延期

Posted April. 27, 2006 03:29,   

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米政府が、ソウル龍山(ヨンサン)基地や米第2師団などの在韓米軍基地を京畿道平澤(キョンギド・ピョンテク)地域に移転する事業の核心段階となる施設総合計画(MP=Master Plan)の作成を、6月末から9月末に3ヵ月間延期するよう国防部に通告したことが26日、確認された。

韓米両国が共同で作成するMPは、△具体的な移転日程、△建物の設計基準および規模、△移転総費用、△韓米両国の移転費用分担額などを算出するための基地移転事業の重要な青写真だ。米国が主導的に作成するが、詳細内容については、韓国側との協議・検討を経なければならない。

MP作成は当初、昨年末までに終わらせる予定だったが、6月末に延期され、再び9月末に持ち越されたことで、韓米合意によって08年までに基地移転を終えるという計画に支障を来たすかもしれないという憂慮が出ている。

MPの作成が何度も先送りになるのは、基地移転交渉の核心争点である移転費用分担で、韓米両国間の調整が難航しているためだという。

国防部はこれまで、「6月末までにMPを作成した後、具体的な移転日程と総費用、韓米分担額が算出できるだろう」と明らかにしてきた。

米国側の延期通告に対して国防部は、MP作成が再度遅れれば、全体の事業日程に支障を来たす恐れがあるだけに、できる限り早く作成を終わらせるのが、予算確保はもとより韓米両国の国益にも合致するという見解を米国側に伝える予定だ。

国防部は特に、移転予定地である京畿道平澤市彭城邑大秋里(ペンソンウプ・テチュリ)一帯での一部住民や「平澤米軍基地拡張阻止汎国民対策委員会」の会員たちによる不法営農に続き、MP作成の延期が、さらなる悪材として作用しないか憂慮している。



ysh1005@donga.com