未完の大器はいつの間にかきらめく宝石になったようだった。アップグレードしたショーとゲームとしっかりしたリスク管理能力。一段と成長した彼女に惜しまない賛辞が贈られた。
4日、仁川(インチョン)スカイ72GCハヌルコース(パー72)で行われた韓国プロゴルフSKテレコム・オープンの第1ラウンド。男女という性差の対決に乗り出した「千万長者のゴルフ天才」ミシェル・ウィー(17)は、4バーディーと2ボギーで2アンダー70をマークし、31位タイに上がった。(午後5時現在)
男子プロ大会に通算7回出場していずれも予選落ちしたウィーは、第2ラウンド(5日午前11時19分ティーオフ)で60位タイ以内に入ると、初めて予選を通過する。
試合後、ウィーは「何もかもうまく行ったようで、ギャラリーが多いほど元気が出る。明日はもっと頑張りたいし、どれほど良い記録が出せるか確かめたい」と意欲を見せた。
飛ばし屋で知られるウィーは、平均ドライバー飛距離269ヤードを記録して同組だった金デソプ(SKテレコム、263ヤード)、テリー・フィルカデリス(豪州、270ヤード)と対等の試合をした。特に13番ホール(パー4)では、キャリーで290ヤードも飛ばす怪力を誇示した。このホールで金デソプのティー・ショットは270ヤード。
一方、パット面が弱みだったが、今日は3パットは一度もなかった。7ホールを1パットで終わり、パットの総数は29。風邪と腹痛で2日間、うどん一皿しか食べていないほど体の調子が悪かったミシェル・ウィーは、試合終始、硬い表情をしながらも揺れることはなかった。
12番ホール(パー2、211ヤード)では、ティーショットをグリーンの左のバンカーに落としたが、難しいスタンスで20ヤードのパンカーショットをピンの3メートルまで呼び寄せ、パーセーブに成功した後、笑みを浮かべた。16番ホール(パー3、197ヤード)でもティーショットをグリーン左の丘の下に落とした後、アプローチショットまで長く、7メートルという簡単ではない距離を残したが、パーパットを成功させてギャラリーの嘆声を引き出した。
17番ホール(パー4)では、ラフで打ったセカンドショットが左側の池に落ちてピンチを迎えたが、4番目のショットをカップの50センチのところに送って、ボギーとなり1打を失うことに止まった。後半に入ってウィーは、1番ホール(パー4)で1メートル、2番ホール(パー4)で2メートルのバーディーを奪い、2打を減らしてスコアを伸ばした。
また、2年連続優勝を狙う崔京周(チェ・ギョンジュ、ナイキゴルフ)は5バーディ、1ボギーを記録して、チェ・サンホ(東亜会員券)らと5位タイ(4アンダー、68)で初日を終えた。崔京周は、「後半、海の方へ行ってから、パットラインを読むのが紛らわしかった」と言いながらも、「今日の成績に満足している」と話した。
kjs0123@donga.com