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「応援もして芸術もする」ポップアーティストのナンシー・レン

「応援もして芸術もする」ポップアーティストのナンシー・レン

Posted May. 10, 2006 02:59,   

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「パーティーではナンシー・レンらしく面白く多彩なショーを披露するでしょう。トランスジェンダーも登場しますし、爆弾酒も200杯以上回すつもりです。W杯の雰囲気も出します」

●「爆弾酒200杯回します」

03年、ベニス・ビエンナーレ(2年ごとにイタリア・ベニスで開かれる国際美術展覧会)でランジェリーを着てバイオリンを弾くパフォーマンスをして以来、国内外の注目を受けてきたポップアーティストのナンシー・レン(27)。美術と大衆の疎通を主張し、バーでお酒と音楽を合わせたパーティを開きながら作品を展示するなど、多様なパフォーマンスをしてきた彼女は06年W杯ドイツ大会期間中、独特なイベントを準備中だ。

彼女は7月初め、「ナンシー・レンが主催するヤングアーティストたちのための慈善寄附パーティー」をソウル・リッツカルトンホテルで開く計画だ。同イベントには35歳以下なら誰でも参加できる。学歴制限もなく、美大出身でなくても参加できる。ここから出た収益金で、新人作家を支援する。禁忌の数字と思われている「13」だが、気にせず13名の作家を選んで、彼らの初の個展が開けるよう支援するというのだ。

「その時はW杯の期間です。私のイベントに参加した人たちと一緒に、多様なW杯衣装で多様なチームを応援し、自然にW杯も楽しめるようにするつもりです」

ナンシー・レンは02年韓日W杯の時、道端応援に出て人々の顔に多様な模様や絵を描いてあげた。「最初はサッカー選手もろくに知らなかったけど、全体的にW杯の熱気が熱いので、雰囲気に浸りました」

●「私は可愛くてセクシーな猫」

彼女は03年、ベニス・ビエンナーレに招待されていなかった。招かざる客として訪れ、パフォーマンスをした。招かざる客としての存在で成し遂げられなかった夢を叶えたのだ。彼女がランジェリーだけを着たのは、それだけ率直な希望を意味したことで、バイオリニストになろうとしたが挫折してしまった個人的経験を表現したという。

彼女は、自分を表現して欲しいと言われると、「キューティ(可愛く)、セクシー、キティー(猫)、ナンシー」と述べた。最後には愛嬌たっぷりの声で、「ニャー(猫の泣き声)」と言った。



bluesky@donga.com