○…ブラジルのカルロス・アルベルト・パレイラ監督が24日、サッカーファンたちの過度な関心から逃れるため、非公開トレーニングを検討していると発表した。パレイラ監督は、代表チームのトレーニング場所であるスイス・ベギスで記者会見を開き、「ファンの過度な関心が、わが代表チームのドイツW杯準備に邪魔になるのなら、トレーニングを一般公開しないかもしれない」と言った。
ブラジル代表チームのトレーニングを観覧できるベギスのサッカー・トレーニング場入場チケット4万5000枚あまりが既に売られるなど、ベギスは「サンバ軍団」を見たがるファンの間でも新しい観光名所として浮かび上がった。
それだけでなく、熱烈なブラジルのサッカーファンと700名あまりの記者が集まると、現地の警察はブラジル代表チームが泊まっているホテル周辺に厳しく警備を張っている。ブラジルはファンの関心が高まると、非公開でトレーニングできる場所も物色中であるという。
○…韓国の初戦相手であるトーゴ代表が24日、ドイツTSVアイントリング・スタジアムで行われたバイエルン州選抜チームとの強化戦で、3人の選手が連続ゴールを入れ、3ー2で勝利した。
○…韓国の2番目の対戦相手であるフランス代表チームが24日招集後、初めて「ボール」を蹴った。グラウンドで本格的な戦術トレーニングを消化したのではなく、標高3032mのアルプス高地リゾートであるティニューで足球をしながら調整を行った。
同日、ティニューの気温はほぼ氷点下まで落ち、フランス選手たちは息が切れそうになって山岳を歩き、足球をした。フランス代表のアルプス・トレーニングは、1998年フランスW杯で優勝したエメ・ジャケ監督時代から伝統として受け継がれてきたトレーニング方式。
フランスは27日、パリ近郊の代表チームのトレーニング場であるクレルポンテンに戻って、戦術トレーニングに突入する予定で、28日、パリ・サン・ドニ・スタジアムで北中米サッカーの盟主、メキシコと強化戦をする。
○…スイス代表の攻撃の核であるヨハン・ポンランテン(20・ブレダ・写真)が負傷でエントリーから除外される危機に瀕した。
スイスサッカー協会は24日、「ポンランテンが左側大腿部筋肉損傷でW杯に出場できないかも知れず、その代わり、ハカン・ヤキン(29・ヤングボイス)がエントリーに抜擢される可能性がある」と発表した。
ポンランテンは22日午後、チームの3回目の全力疾走テストを受ける途中、左側大腿部の痛みを感じ、精密診断の結果、筋肉が部分破裂し、最低2週間は治療を要するという結果が出た。しかし、担当医は「治療が長引くかも知れない」と言い、ポンランテンのドイツW杯への参加が不透明になった。
ポンランテンはドイツW杯欧州予選10試合で4ゴールを入れ、アレキサンダー・フライ(7ゴール・スタードレン)に続き、チーム内で2番目に高い得点力を誇示した要警戒選手だ。
jaeyuna@donga.com