今年1月7日、ロシア正教のクリスマス。ウラジミール・プーチンロシア大統領は外の気温が零下45度まで下がるヤクーツクでクリスマスの礼拝をあげた。
プーチン大統領は同日、シベリアから極東地域につながる送油管の工事計画を発表した。エネルギー開発を国政の最優先課題にしていることを全世界に知らせたのだ。ヤクーツクはサハ共和国の首都。
サハ共和国は人口が200万人に過ぎない自治共和国だが、ロシア領土の5分の1を占め、ダイヤモンド、鉄、金、天然ガスのような地下資源が豊富だ。特に中国と日本がすでに「旗」を掲げたイルクーツクとサハリン油田を除けば、シベリアで唯一開発されなかった油田地域でもある。このために、エネルギー確保戦争を行っている世界主要国の間で注目される国の一つだ。
韓国は1994年にサハ韓国学校を設立し、初めて縁を結んだ。韓国外国語大学・ロシア語科の姜徳洙(カン・ドクス、54)教授に、当時、ヤクーツク市教育監だったミハイルローバー副首相の支援要請があってからだ。二人は一面識もない間柄だった。副首相はその年の夏、各種の協力と支援を約束した韓国企業家を会いに韓国を訪問した。しかし、韓国企業家との出会いは宙に浮いた。手ぶらに帰国することができなかった副首相が噂をたよりに韓国外大ロシア語科の学科長室を訪ねたのだった。
その後、両国の民間交流は規模は小さいが、地道に発展してきた。現在、ヤクーツク大学の卒業生8人が奨学生で留学し「韓国専門家」の道を歩んでいる。
両国の民間外交は23日、大きな成果を挙げた。ソウル中区(チュング)にある韓国プレスセンターで、同日、両国の人士100人あまりが集まった中、「韓国—サハ親善協会」が公式に発足したのだ。
この協会は、サハ政府から100坪あまりの土地の提供を受け、来年まで3階建ての韓国文化院を建設する計画だ。しかし、3億ウォンにのぼる財源確保が容易ではない。
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