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体感景気、後退明らか

Posted June. 02, 2006 04:27,   

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下半期の景気悪化に対する憂慮が高まっている中、各企業が肌で感じる景気はすでに下り坂に向かっていることが調査で分かった。

物価、輸出、サービス業生産などの指標はまだ好調を見せているが、よく見ると楽観できないという分析だ。

韓国銀行が先月16〜24日、全国2575(製造業1727社)の企業を対象に調査を行い、1日に発表した「5月の企業景気」によると、先月、製造業の業況判断指数(BSI)は83で、4月より4ポイント低くなった。

業況BSIは、以前より景気が良くなったと感じる会社の比重で、低いほど体感景気が悪くなったことを示す。

6月の業況先行きBSIも、前月より8ポイント落ちた86に止まった。昨年12月(86)以来、最も低い水準だ。

同日、全国経済人連合会(全経連)、大韓商工会議所も似たような内容の企業体感景気調査の結果を発表した。

全経連が調査した6月の先行きBSIは98.6で、基準値の100に及ばなかった。この数値が100に及ばなかったのは、昨年8月以後10ヶ月ぶりだ。

全国1272の製造メーカーを対象に行った商工会議所の企業景気調査でも、第3四半期(7〜9月)の先行きBSIは94に止まった。第2四半期116より22ポイント急落した数値で、100以下に落ちたのは昨年第1四半期後、1年6ヶ月ぶりだ。

同日、発表された5月の輸出入実績と4月のサービス業の生産は概して良好な方だったが、良くない兆しが感知される。

産業資源部によると、先月の輸出額は280億ドルで、1年前より21.1%増え、二桁の増加率を見せた。輸入は原油価格の上昇などの影響で23.1%に増えた。

産業資源部の羅道成(ナ・ドソン)貿易流通審議官は「対外の環境が悪くなったにもかかわらず輸出が増えたのは、各企業が為替がさらに下落する前に最大限物量を輸出しようとする効果のためだ」と話した。

統計庁が発表した4月のサービス業生産は、昨年同月より6.0%、前月に比べると0.7%増えた。

しかし、消費回復を示す代表的な指標である卸・小売り業の生産は、昨年同月よりは3.4%増加したが、前月に比べると0.3%減少した。

一方、先月の消費者物価は1年前に比べて2.4%上昇しており、前月に比べて0.2%上昇した。

しかし、国際原油価格の上昇で、石油類、衣類、化粧品などは大幅に上昇した。特に石油類の価格は1年前より10.3%上昇した。

三星(サムスン)経済研究所の金凡植(キム・ボムシク)首席研究員は、「競技回復の流れはいまだに有効だが、消費者、企業の心理が悪化しており、各種の景気先行指標が後退しているため、成長の力はますます弱くなっているように見える」と話した。