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李天秀、「トーゴにゴ−ル洗礼、家に帰らせる」

李天秀、「トーゴにゴ−ル洗礼、家に帰らせる」

Posted June. 13, 2006 03:08,   

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「本当に走りたい。もしトーゴ戦で先発で走れるようになったら、第1の目標はチームの勝利、二番目の目標はゴールだ」

李天秀(イ・チョンス、25、蔚山現代)はゴール欲が多い。攻撃手なら誰でも当たり前のことだが、李天秀は格別ゴールに対する欲を隠さない。

●準備しておいたゴールセレモニーがしてみたい

彼は11日、「決戦の地」ドイツ・フランクフルトに発つ前、代表チーム・キャンプのベルギシュグラトバフでしたインタビューで、「02年の韓日W杯でゴールを入れることができず、本当に胸が痛かった。ゴールという単語のために苦しかった経験を、トーゴ戦で解消したい」と強調した。彼はまた、「準備しておいたゴールセレモニーがしてみたい」と言い、もう一度ゴールに対する欲を見せた。

実は、代表チームでの李天秀の任務は得点に力を注ぐことではない。詳しく説明すれば、相手陣営の側面をカバーし、中央ストライカーであるチョ・ジェジンや安貞桓(アン・ジョンファン)に得点チャンスを作るのが彼の役目だ。

しかし、誰にでもためらわずゴール欲を現すほど「大胆な」性格の李天秀には、決まった位置や典型的な任務を期待するより、思いきりグラウンドを走るように放っておいた方がよさそうだ。

実際に、李天秀は多くの試合で左右を問わず縦横無尽に猛烈な活躍を繰り広げた。相手の守備手が誰であっても気後れせず突破を試みる特有のプレーは、彼の性格をそのまま表している。

●疲れを知らぬ体力で攻撃する

このようなスタイルがトーゴ戦の「秘策」になるかも知れない。全南(チョンナム)ドラゴンズのファン・ソンホンコーチは先日「李天秀のようにちょっと生意気だと言われるほど果敢にプレーしなければならない。奪われる時はあっても、荒く攻撃すれば相手が負担を感じる」とアドバイスした。

最前方ストライカーではなくても「攻撃力」だけをみれば李天秀は使い道の多い選手だ。右側と左側のどこに立たせても自分の役目はきちんと果たす。疲れを知らぬ体力で随時にグラウンドを横切る。李天秀自らも「せいいっぱい動き、せいいっぱい走るつもりだ」と覚悟を語った。

●全盛期のキック…「ゴールよりチームの勝利が先」

セットプレー状況でのキックも彼の役目だ。特別なことがない限り、フリーキックとコーナーキックも全部李天秀が担当する。ペナルティーボックス近くでのフリーキックを専担するため、得点機会が多いのも事実だ。

トーゴ戦を控えた李天秀は自信を持って「鋭さが100%近く上昇した」と述べた。その鋭さがゴールにつながれれば申し分がないが、必ず李天秀のゴールでなくても関係なさそうだ。李天秀が準備さえきちんとしていれば、彼でなくとも誰かに必ず得点チャンスが来るはずだからだ。その機会がまさに、李天秀の第1目標である「チームの勝利」とつながるのは当然だ。



yjongk@donga.com