14日から光州(クァンジュ)で開かれる「6・15民族統一大祝典」運営委員会に最高裁判所(最高裁)が利敵団体として規定した祖国統一汎民族連合(汎民連)の南側本部の幹部らが参加することが分かった。また、この祝典期間中に米国を糾弾する大会が行われる予定だ。
汎民連の関係者は12日、「祝典の運営委員会に汎民連の南側本部の議長が参加し、汎民連光州全南(チョンナム)連合代表は光州全南地域の行事共同代表団に、また、別の幹部は執行委員会に参加している」と述べた。
祝典期間中に汎民連会員約50人と、最高裁が同じく利敵団体と規定した韓国大学総学生会連合(韓総連)会員の会員約800人は、反米運動を展開するものと見られる。
汎民連は行事初日の14日午後、朝鮮(チョソン)大学で自主的に「汎民連決意大会」と「自主統一、反戦平和、民族大団合の3大愛国運動の実現に向けた総和決意大会」を開く予定だ。
12日、韓総連のホームページに公開された参加指針によれば、汎民連決意大会は「米国と反統一勢力の総攻勢を粉砕し、実質的な6・15勢力の総結集を決意する場」だ。
総和決意大会は、「反米反戦平和米軍撤退」が基調であり、「保守勢力との総力戦を決心しよう」「韓半島の平和を威嚇する米国の戦争計画を粉砕し、在韓米軍を完全に撤収させよう」などの内容になっている。
韓総連は、祝典期間中に「米国を抜きにして我が民族同士で統一祖国を建設しよう」「全民族の団結した力で米国の戦争策動を阻止しよう」「反米反戦だけが民族の生き残る道だ。韓半島の平和を実現しよう」というスローガンが書かれたピケットと垂れ幕を使う予定だ。
この祝典の有関部署である統一部のある関係者は、「祝典の公式行事に汎民連と韓総連が所属団体の名で参加するものではないため、問題にならない。それから、この団体の自体行事は管理対象でない」と述べた。しかし、この祝典に対する憂慮も出ている。
ソウル大学国民倫理教育科の朴ヒョジョン教授は、「理念的に偏向した人が行事委員会で主導的な役割を担うのは、かえって行事の純粋性を毀損しかねない」と述べた。
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