バーシュボウ駐韓米国大使は20日、金大中(キム・デジュン)前大統領に会った後、記者に会い、金前大統領の訪朝計画について、「その問題がどうなるか、確かでないようだ」と述べた。
バーシュボウ大使は同日午後、ソウル麻浦区東橋洞(マポク・トンギョドン)の金大中図書館で、金前大統領と約1時間20分、話し合った。
バーシュボウ大使は、北朝鮮ミサイル問題と関連して、「私と金前大統領は、北朝鮮のミサイル発射実験が、北朝鮮の孤立をさらに深めるということで共感した」と話した。
また、北朝鮮が発射準備中のものが、ミサイルなのか人工衛星なのかという論議について、「北朝鮮のミサイルは軍事的能力を持っているため、米国は、北朝鮮の不法核兵器開発の脈絡で、それを深刻な問題とみている」と述べた。
バーシュボウ大使は、「金前大統領の北朝鮮訪問、南北関係改善案、ミサイル問題などについて、意見を交わした。金前大統領から、金正日(キム・ジョンイル)総書記に対する識見(insight)を聞いた」と話した。
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