「韓国の新聞ありますか」
「東亜(トンア)日報があります。お部屋にお入れしましょうか」
W杯が開催されるドイツの12都市の特級ホテルに東亜日報が配達される。
17日、ライプチヒのマリオットホテルに到着したサッカー韓国代表メンバーとスタッフらは、荷物を解くとすぐ、同朝、東亜日報に載った新鮮なW杯のニュースと選手団の動静を読み、話に花を咲かせた。
「ジダンは巨大な山だったが、今は違う」という金南一(キム・ナミル)選手の発言が大きな見出しとなっているのを見、選手たちは改めて戦意を燃やした。これは世界64ヵ国の有力紙を現地で印刷する「ニュースペーパー・ディレクト(Newspaper Direct)」サービスのおかげ。米国のニューヨークタイムズ、英国のザ・タイムズ、ドイツのフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングなど、各国の代表有力紙とともに、韓国の新聞としては東亜日報が唯一サービスされている。
サービスが受けられるところは、各都市を代表する特級ホテル。特に、サッカー代表チームが宿舎に選んだホテルには、このサービスを提供するところが多い。フランクフルトでは、アルゼンチン代表チームの泊まるインターコンチネンタル・ホテルと、おしゃれな施設で名高いアラベラシェラトンホテルなどが、ニュースペーパー・ディレクトサービスを提供している。
gustav@donga.com