Go to contents

最高裁判事候補の人事聴聞会

Posted June. 27, 2006 03:17,   

한국어

国会最高裁判事人事聴聞特別委員会(崔炳国委員長)は26日、金能煥(キム・ヌンファン)、朴一煥(パク・イルファン)最高裁判事候補に対する聴聞会を開いた。5人の候補に対し3日間実施される聴聞会の1日目だ。

同日の聴聞会では、過去の主な検証ポイントだった兵役、財産などの問題よりも、司法改革案や前官礼遇問題など、法曹界の懸案に質問が集中した。

候補者が原則論的な答弁を繰り返すと、聴聞委員たちが「明確な立場を述べてください」と叱咤する場面もあった。

▲金能煥候補〓金候補は、政府が司法改革の一環として推進中の量刑基準制の導入に対し「問題がある」と否定的な見解を示した。金候補は、野党ハンナラ党の金起鍱(キム・ギヒョン)議員が「判事の全人格的判断を信じて任せるシステムやムードなしに量刑を一括調整するのは、問題ではないか」とただすと、「そうだ」と述べた。

金候補は、1983年、左傾化教育をした容疑で高校の教師が逮捕・起訴(国家保安法違反容疑)された「オ・ソンフェ事件」で宣告を猶予したことに対して、野党議員が理念性を追及すると、「当時の証拠と原則による判決だった」と対立した。

しかし、国家保安法を廃止するかどうかについては、明確な反対意見を示した。金候補は「憲法上、大韓民国の領土である所を支配する北朝鮮は反国家団体だ」としながらも、「刑法上の規定だけでは、北朝鮮問題を規律することは困難だ」と述べた。

李容勲(イ・ヨンフン)最高裁長官が斗山(トゥサン)グループ不正事件を批判したことをどのように考えるかという質問には、「最高裁長官が具体的な事件に対して何か発言すること自体、望ましくない」と答えた。

金候補は、最高裁判所と憲法裁判所の役割の衝突について、「いつかは一つの機関に統合されるのが、互いの結論矛盾の解決に望ましい」と述べた。

金候補は、多くの質問に5〜8秒程度沈黙する時間を取って、答弁した。

▲朴一煥候補〓朴候補は、昨年の初め、「ソリパダ」運営を中止せよという仮処分決定を出したことが、ユーザーの権利制限の恐れがあるという指摘に対し、「少なくともレコード会社の創作意欲を下げない程度には、消費者が費用を支給しなければならない」と反論した。

ロー・スクール導入と関連して朴候補は、「現行の司法考試は、(受験者)2万人のうち1000人だけが選抜され、試験出題から発表まで6ヵ月もかかり、この期間勉強ができないなどの問題点がある」とし、制度の変化に賛成した。

ハンナラ党の朱豪英(チュ・ホヨン)議員が「違憲判決が多く出されているが、最近作られている法律の質はどうか」と質問すると、朴候補は「法案数が増え、国民の権利意識が高まり、違憲論議が多くなると予想していた」と述べ、答弁を避けた。

朴候補は、夫婦間のレイプについて、「十分に成立し得る」と述べ、外部利益集団による裁判所前のデモについては、「一方的な圧力行使は、良くない現象だ」と指摘した。

朴候補は、国家保安法について、「国民の意思が収れんされれば、廃止や改正が可能だが、裁判所の立場では、保守的かつ安定的に行わなければならない」と述べた。

安大煕(アン・デヒ)、李鴻薫(イ・ホンフン)候補に対する聴聞会は27日、チョン・スアン候補の聴聞会は28日に開かれる予定だ。



lightee@donga.com