隔週ある小中高校の「土曜休日」が近づくにつれ、父母の苦悩が始まる。
学校と塾を行来しながら勉強に疲れた子供たちに、楽しく実りある時間をすごさせる方法が、よく分からないからだ。
交通渋滞に苦しみながらも郊外に出るのもいいが、実際に行ってみると、期待はずれのことが少なくない。しかし、近くの漢江(ハンガン)に行くと、案外と良い余暇が楽しめる。
▲生態プログラム〓汝矣島(ヨウィド)、江西(カンソ)、高徳(コドク)の三つの漢江生態公園には、生態を直接体験し、環境保護の大切さを感じさせるプログラムがいくつもある。
汝矣島の川生態公園では、魚と昆虫に対する話を聞いて観察する「生態観察教室」と、生態に被害を与える外来植物を直接とり除く「環境生態保護教室」を運営している。
江西湿地生態公園では、「草の葉染め」と「楽しいデジカメの世界」、高徳水辺生態公園では、「土曜生態教室」と「私たちは自然を愛するデジカメ族」プログラムを用意している。
▲楽しいスポーツ〓夏季には、レフティングとバナナボートを楽しむことができる。
レフティングは、複数の人がチームを成し川を下って行くスポーツ。ホイッスルの音に合わせ皆で一緒に櫓を漕ぐので、協調心と挑戦精神を育てるのにおあつらえだ。二村(イチョン)、楊花(ヤンファ)地区の海洋少年団水上トレーニング場で1人当たり2000ウォン。
水面を走るバナナボートに乗るためには均衡感覚が必要だが、学びやすい。望遠(マンウォン)、蠶院(ジャムウォン)、トュクソムのボート場で1人当たり1万ウォン。
今月からは、水洗式トイレと屋外シャワールーム、乳児用すべり台もそろえた屋外プールが、クァンナル、蚕室(ジャムシル)、蠶院、汝矣島、望遠、トュクソム地区で一斉に開場した。大人4000ウォン、青少年3000ウォン、子供2000ウォン。
▲ボランティア〓週末または公休日に漢江を訪れる人数は、一日30万名に近い。多くの人がいっぺんに集まるので、ボランティアが足りない。
漢江市民公園事業所は、ボランティアに参加した学生に確認証を作っている。事故予防キャンペーン、ゴミ拾い、散らし配布などの活動をする。
12の漢江市民公園地区事務所で受け付けている。事前予約が出来なかった場合、当日申し込みも可能だ。02−3780−0819
クォン・ジョンス漢江市民公園事業所長は、「漢江市民公園を川辺としてだけ認識する人もいるが、漢江は自然を直接体験すると同時に、多様な陸上および水上スポーツも楽しめる多目的空間として位置づけられつつある」と強調した。
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