○…5日行われた06ドイツW杯準決勝で、開催国ドイツのシュートを完璧に封じ込めたイタリアのGKジャンルイジ・ブッフォン(28・ユベントス)は、最高のGKに与えられるヤシン賞だけでなく、最長時間無失点記録の樹立までをも目前にしている。
同日の無失点勝利で、ヤシン賞の最大のライバルの一人であるドイツのイェンス・レーマンを引き離したブッフォンは、グループリーグ第2戦の米国戦で、自責ゴールを許したあと、計453分間無失点を記録している。ブッフォンは決勝で65分間耐えれば、イタリア代表チームの大先輩であるワルター・ゼンガが1990年イタリアW杯で打ち建てた517分の無失点記録を塗り替えることになる。
○…国際サッカー連盟(FIFA)のジョゼフ・ブラッター会長が、1試合の出場禁止懲戒を受ける警告累積回数を、3回に増やす方策を考慮している。AP通信はブラッター会長が、「警告累積の回数を2回から3回へ増やすのは賢い提案だ」とし、ルールを見直す可能性があることを示唆したと5日、報道した。ブラッター会長は、「一部リーグでは3〜5枚の警告が累積したとき、出場を禁止している。W杯でも警告の累積回数を増やすべきだ。これからは3枚のイエローカードが出されてから、出場禁止にすべきだ」と述べた。
ドイツW杯でも全体64試合のうち61試合が終わったが、これまでレッドカード27枚にイエローカードが334枚も出され、すでに歴代記録を更新して、審判らは警告を濫発していると批判されている。
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