日本の検察と税務当局が、北朝鮮への人道支援を行っているNGO団体とそれらの団体を支援してきたゼネコンに対する家宅捜索に乗り出したと、日本のマスコミが10日報じた。
東京地検特捜部と東京国税庁は同日、NGO団体の「レインボーブリッヂ」の東京事務所に対する家宅捜索を行った。
同団体は2000年4月、北朝鮮に衣服や食品、トラック、発電機を無償支援するために発足したもので、2003年には事務局長が北朝鮮を訪問して蓮池薫さん夫妻ら帰国被害者5人の子ども6人と面談し、彼らから預かった手紙や写真を持ち帰って、蓮池薫さん夫妻らに渡したことで注目を浴びていた。
同日の捜査は、脱税容疑がかけられいる水谷建設に対する捜査の延長線で行われたものとされる。
水谷建設は「レインボーブリッヂ」を支援していた理由について「今後、北朝鮮でのビジネス展開をにらんだ先行投資だ」と捜査当局に説明した。
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