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韓米FTA、双方が「会議ボイコット」し物別れ

韓米FTA、双方が「会議ボイコット」し物別れ

Posted July. 15, 2006 06:22,   

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韓米自由貿易協定(FTA)2回交渉の最終日だった14日、分科会の全日程が取り消しになり、交渉が停滞したまま終わった。しかし、韓国政府は「これは、双方が有利な高地を先に獲得するため『勢力争い』を繰り広げたものであり、韓米FTA交渉自体が決裂したものではない」と説明した。

外交通商部は、この日「米国が11日、医薬品・医療機器分野の会議を中断した後、13、14日に予定された貿易区制やサービスの分科会にも出席しなかった」とし「韓国もこれによって、本日、商品・環境の分科最終日の会議を取りやめる、と米国側に通知した」と伝えた。

米国は、保健福祉部が9月の導入を目ざして進めている「薬剤費適正化案」について、「同案が導入されれば、米国の主な輸出品である『高価の革新新薬』が差別を受けるようになる」と不満の意を示し、一部分科会に出席しなかった。

カトラー米国側首席代表はこの日、記者懇談会で「どんな改革も透明かつ公正でなければならない」とし「交渉を打ち切ったのは、われわれの懸念を反映した適切な措置で、選択の余地がなかった」と主張した。ただしカトラー氏は「隔たりを乗りこえられないものではない。交渉家として隔たりを狭める方法を見出したいとの考えを持っている」と付け加えた。

10日から同日までの5日間にわたる日程を終えた両国は、9月4〜8日、米国で3回目の交渉を行う。場所は当初、シアトルが有力視されたが、FTAに反対する韓国の遠征デモ隊を効果的に統制しにくいとの指摘があったために、1回目の交渉が行われたワシントンが代案として検討されているもようだ。



bae2150@donga.com smhong@donga.com