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北朝鮮問題、米中協力時代が開かれるか

Posted August. 01, 2006 03:02,   

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今年下半期にロシアと中国が駐北朝鮮大使を交代させることが伝えられ、関心を集めている。

外交筋によると、中国政府は、新任大使に劉曉明(50)共産党中央外事辧公室副主任を任命したという。ロシア政府も最近、スヒーニン(56)現駐韓国公使を内定した。

劉新任大使は、外交手続きが終わりしだい赴任する予定だが、現在ソウルにいるスヒーニン公使は、今月中にモスクワに帰国した後、年末頃、平壌(ピョンヤン)に赴任するもようだ。

中国政府が、50代で韓半島問題を担当した経験のない劉副主任を駐平壌大使に任命したのは、異例のことだ。

そのうえ、劉新任大使は、1983年、米ボストンのタフツ大学フレッチャー・スクールで国際政治学修士学位を取得し、98〜01年には駐米国公使を務めた米国通だ。広東省出身で、大連外国語大学を卒業した後、外務省に入省し、主に北米太洋州部署や駐米大使館に勤務した。駐エジプト大使を経て、03年から甘肅省省長助理を務め、今年3月、中央外事辧公室副主任となり、中央外事工作領導小組で勤務してきた。

中国外務省が、米国で学んだ比較的若い大使を北朝鮮に送ることをめぐり、外交関係者の間ではさまざまな観測が出ている。一部では、中国が国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議案に賛成した過程を思い起し、伝統的な「朝中血盟」関係の変化とみている。これからは北朝鮮に対して、米中関係や国際主義的な観点で扱うという意味ではないかということだ。

いっぽう、ロシアは慣例どおり、韓半島問題だけを30年以上担当してきたスヒーニン公使を、新しい駐北朝鮮大使に選んだ。

スヒーニン公使は、北朝鮮に留学して金日成(キム・イルソン)大学朝鮮語学科を卒業し、1974年の北朝鮮駐在を皮切りに、これまで南北を行き交いながら勤務してきた。

スヒーニン公使は、ロシア外務省内で最も韓国語を流ちょうに話し、韓ロ首脳会談の通訳を務めてきた。駐北朝鮮公使と駐韓国公使を経て、外務省アジア1局副局長の時には第3回6者協議の実務代表を務めた。



kimkihy@donga.com