ソウル瑞草区(ソチョグ)にあるソレ村の外国人ビラで、二人の乳児を冷蔵庫の中に遺棄した事件を調査している方背(パンベ)警察では31日、多様なルートを通じ、二人の乳児の父親に確認された家主フランス人C氏の早期再入国を要請したと明らかにした。
警察はフィリピン人の手伝いL(49)氏の遺伝子分析の結果を待っている。
▲母親は誰か依然として謎〓警察の捜査が進行中の状況でL氏が自ら入国した点、双子を妊娠するにはやや高齢という点から、L氏が母親である可能性は高くなさそうだ。
国立科学捜査研究所の関係者は「L氏の口腔粘膜の細胞、へその緒の先端、家の中の歯ブラシとタオルなどから採取した遺伝子を分析中で、1〜2日後に結果が出る」と話した。
警察は家の前で目撃された14歳程度の白人少女の所在を探しており、C氏の妻、第3の女性など、さまざまな方向へと捜査を拡大している。
▲乳児は双子か〓警察は双子である可能性が高いと見ているが、遺伝子分析の結果が出ていないため、確信することができない。国立科学捜査研究所の関係者は「二卵性の双子である場合は遺伝子が異なるため、母系の遺伝子を確保することが急務だ」と話した。
混血の是非についても「人種別の遺伝子の特徴が明確でないため、究明することが難しい」と明らかにした。
▲C氏は入国するのか〓警察は家主C氏について「非公式に会社の関係者を通じて早期再入国を要請しており、公式的には在韓フランス大使館、駐フランス韓国大使館を通じて協力を要請した」と明らかにした。
しかし、いまだにこれといった進展はない。警察が乳児の父親と確認された重要参考人C氏の出国をあまりにも簡単に認めたのではないかという指摘も出ているが、警察は「当時は出国を禁止させるような理由がなかった」と弁明した。
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