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キューバ・カストロ議長の娘、「私の父は…」

キューバ・カストロ議長の娘、「私の父は…」

Posted August. 09, 2006 04:30,   

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フィデル・カストロ(80)キューバ国家評議会議長が弟のラウル・カストロ国防長官に「しばらく」権力を委譲し、腸出血の手術を受けて一週間になったが、カストロ氏の正確な健康状態はまだベールに包まれている状態だ。6日(現地時間)には胃がんという話まで出たが、やはり信憑性に欠ける。

これにキューバの首都ハバナへの出入りまで厳しくなると、外信、特に米国のマスコミはマイアミに住んでいるカストロ議長の親族らを相手に「間接取材」に乗り出している。マイアミは「リトルハバナ」があるほど、キューバ系が密集している地域だ。

CNNは4日からカストロ議長の娘のアリナ・ペルナンデス(50)氏をマイアミ駐在の解説者(contributor)として投入した。ペルナンデス氏は、カストロ議長が「革命的同志であり、恋人」のナティ・レブエルタ氏との間に生んだ娘。最初の妻と結婚生活をしていた時の出来事だった。

しかし、ペルナンデス氏はキューバの政治的状況に耐え切れず、1993年スペイン観光途中、西方に亡命して01年マイアミに定着した。

ペルナンデス氏は初放送で、「叔父のラウルは父のフィデルとは違うが、軍隊という強力な支持基盤を持っている」と評した。同氏は、「父は1960年代にも腸出血を防ぐため手術を受けたことがある」とし、「父は私が子供の時はゲームもしたりしたやさしい父だったが、(私が)年を取るにつれて、お互いの関係が変わり始めた」と振り返った。そして、「キューバでの毎日の暮らしに耐え切れなくて、幼い娘のため亡命を決心した」と付け加えた。

ペルナンデス氏はこれまでマイアミでラジオ放送番組を進行したり、『カストロの娘、ある亡命者のキューバに対する思い出』という本を出したりもした。

また、カストロ議長の妹で同じく兄の独裁に反対して1965年からマイアミに住んでいるフアニタ(73)氏は3日、ハバナにいる家族と電話通話した後、「兄は『大手術』をした」と伝えた。

マイアミにはペルナンデス氏とフアニタ氏のほかにも、カストロ議長の別の娘のフランシスカプポ氏や孫娘らが住んでいる。

カストロ議長は最初の妻ミルタ・ディアス・バラルト氏と1955年離婚した。ディアス・バラルト氏は再婚して今、スペインに住んでいる。最初の妻との間にもうけた息子ピデリト氏は、キューバに帰って原子力委員会の責任者として働いたが解職された。カストロ議長は二番目の妻ダリア・ソトデル・バレ氏との間に、さらに5人の息子を生んでいる。

現在は公式的に妻がいない状態。ファーストレディー役も弟(ラウル)の妻が引き受けている。



sechepa@donga.com