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アジアカップ台湾戦、「左右サイドを突破せよ」

アジアカップ台湾戦、「左右サイドを突破せよ」

Posted August. 15, 2006 03:13,   

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「ファーベーク号」がいよいよ最初の試合に臨む。14日、台湾へ出国したサッカー韓国代表選手たちは16日午後7時(韓国時間)、台湾台北のチュンサンスタジアムで台湾を相手に07アジアカップ予選B組2次戦を戦う。

ピム・ファーベーク代表監督は、どのような戦術で台湾を戸惑わせるだろうか。監督は、「台湾は弱いチームなので、守備中心の戦術を駆使するだろう」とし、「攻撃力の良い選手を選んだ」を話している。結局、台湾の強固な守備を突き破って、どうやって大量得点するかが課題だ。

召集練習期間中にファーベーク監督は、中盤の中央から左右のサイドにボールを回した後、再び中央へクロスする戦術を多く使った。中央のタイトな守備を直接突き破るよりは、サイド突破を通じて機会を作るということ。このため、左右ウィングの攻撃手の役割が大きくなった。

右サイドのウィングは、最近A3チャンピオンズカップ06で6ゴールを決めるなど、成熟した腕を振るっている李天秀(イ・チョンス、蔚山)が有力だ。左サイドでは朴主永(パク・チュヨン、ソウル)と崔成国(チェ・ソングク)がしのぎを削るものと見られる。

ファーベーク監督は、左右サイドDFのチャン・ハギョン(城南)と呉範錫(オ・ボムソク、浦項)に活発なオーバーラッピングを指示した。両足のインサイドシュートを活用したミドルシュートもファーベーク監督の集中練習科目だった。

ゴールエリアの中央でポストを務めた選手が短くボールをパスすると、ゴールエリアの外側から右足と左足のインサイドで交互にゴールの隅を正確に狙う練習を行った。金正又(キム・ジョンウ、名古屋)、金斗鍱(キム・ドゥヒョン、城南)らが高い的中率を見せた。

14日午前、集中的に練習したセットプレーも目を引くところだ。FKは右足の李天秀、左足の李乙容(イ・ウルヨン、ソウル)、ロングキックの金珍圭(キム・ジンギュ、磐田)が交互に戦術を身に付け、チャン・ハギョンと宋鐘国(ソン・ジョングク、水原)を中心にCKも練習した。

イラン、シリア、台湾と共に予選B組に入っている韓国は、現在、勝ち点3点。台湾は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング149位と弱体で、イランとシリアにそれぞれ0−4で大敗した。

歴代戦績は13勝1分け6敗で韓国が優勢。韓国は1967年アジアカップ予選で0−1で敗れた後、7連勝をマークしている。

韓国はアジアカップで特に苦戦を強いられた。1956、1960年の1、2回大会で優勝カップを抱いて以来、半世紀近く優勝とは縁がなかった。ファーベーク監督が初の目標として掲げたアジアカップを勝ち取ることができるかどうか、彼のデビュー戦となる台湾戦が注目される。

一方、ファーベーク監督は14日、台湾出征を控えて「真空清掃機」の金南一(キム・ナミル、29、水原)に主将の腕章を与えた。



jaeyuna@donga.com