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「冥王星退出」以後

Posted August. 26, 2006 03:22,   

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「この太陽系で一番小さな惑星は何でしょうか」。正解は水星だ。しかし、今月23日までの正解は冥王星だった。

国際天文連盟(IAU)が24日、表決を通じて、冥王星を太陽系惑星から除外することを決めると、世界各国の科学界と教育界、出版界、そして玩具業界が忙しくなった。教師たちは、これからは冥王星が水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星と同級の惑星ではないと教えなければならない。教科書をすぐに直せなければ、補完資料を使うしかない。

07年版発行を延期してきた米ワールドブック百科事典は、早くも冥王星が「矮小惑星(dwarfplanet)」という内容で印刷を始めるとニューヨークタイムズが報じた。IAUは、冥王星を惑星から除く代わりに「矮小惑星の原型(prototype)」として礼遇した。

1月、冥王星探査衛星「ニュ−ホライズン」を打ち上げた米航空宇宙局(NASA)も、飛行中のニュ−ホライズンに、矮小惑星の原型を調査するよう「新しい任務」を与えた。太陽系の最後の惑星探査で、任務の格が一段階落ちたのだ。ニュ−ホライズンは15年、冥王星に到着する予定だ。

スペースドットコムは、「今回決定された惑星の定義どおりなら、これからは、冥王星とケレス、2003UB313(通称ゼナ)以外にも、矮小惑星が大いに増えるものとみられ、命名作業も問題になるだろう」と分析した。これまではローマ神話に出る神の名前で惑星名を付けて来たが、矮小惑星が続出すれば、いつかは使用可能な名称が底をつくしかないということだ。

また、ウォルトディズニー側は、「プルートーが天文学者をかむ理由はないと信じる」という声明を発表した。冥王星(プルートー)発見直後に生まれ、子供たちから愛されてきた犬のキャラクター、プルートーには何の変化もないという意味だ。



leej@donga.com