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ASローマへの移籍を拒否した李栄杓、「自分の人生全体を考えての決定」

ASローマへの移籍を拒否した李栄杓、「自分の人生全体を考えての決定」

Posted September. 01, 2006 07:01,   

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「自分の未来のためにも、残った方が良いと判断した」。「チョロンイ」こと李栄杓(イ・ヨンピョ、29、トテナム・ホットスパー)の表情は明るく、確信に満ちていた。

イタリアのプロサッカー1部リーグのセリエAのASローマへの移籍を拒否した理由について、「サッカーだけを見て考えれば、当然移籍するのが筋だが、私の人生全体を考えれば、トテナムに残った方が良いと考えた」と、自信に満ちて話した。

2日(イラン)と6日(台湾)行われる07アジアカップ予選のため、31日、仁川(インチョン)空港に入国した李栄杓。李は、「移籍を拒否した理由はもっぱら個人的な理由だ。あまりにも個人的なことなので明らかにすることはできない。しかし、私の人生の全てのことを考慮して判断したため、ファンは理解してくれると思う。私は私の判断を信じているし、満足している」と話した。

李栄杓は、「個人的な理由を明らかにできないのか」という記者団のしつこい要求に対し、「個人的なことまで話す必要はない。私の人生に対する目標を先に明らかにして、後で万が一間違えたとしたらどうするか。ファンは私の決定に対して、理解できない部分もあるだろう。しかし、後で『やはり李栄杓の判断が正しかった』ということを知ることになるだろう」と話し、私的な理由に対しては明らかにしなかった。

李栄杓は「宗教的な問題のため」という噂に対しては、「とんでもない。ASローマは世界の全ての選手が行きたがるチームだ。個人的にASローマが私を迎え入れようとした事実だけでも嬉しく、誇らしく思う。宗教とは全く関係ない」と主張した。

これに対して交渉の主導したエージェントの(株)ジーセンの金ドングク代表は、「ASローマ側に李栄杓選手の性格と所信を説明する過程で、宗教的な信念という表現を使ってはいる。ローマ球団側が『カトリックのためか』と聞いてきて、明確に『そうでない』と答えた」と説明した。

李栄杓は、「移籍の霧散でトテナムでの立地が弱くなるのではないか」という質問に対しては、「それを考えたならば、ASローマへ行っただろう。全く問題ない。マーティン・ヨル監督も私がローマへ行かないことにしたと言ったら、『よく考えた』と言ってくれた」と話した。



yjongk@donga.com