「わが国は小さいが、わがチームは強い。みな、この点を知らなければならない」
４日大雨が降る中、ロシア・モスクワのロコモティフスタジアムで行われた０６世界女子青少年（２０歳以下）サッカー選手権大会の北朝鮮—中国の決勝戦。
同日、決勝でハットトリックを記録し、北朝鮮の５—０の大勝に決定的な貢献をした北朝鮮のゴールゲッターの金ソンヒは、試合後のインタビューで、「われわれが強いチームであることを知らなければならない」と強調した。
北朝鮮の女子青少年サッカー代表チームが初めて出場した世界女子青少年サッカー選手権大会のトップに上がった。北朝鮮は、組別リーグからドイツ、スイス、メキシコなど強力なライバルを撃破した後、フランス、ブラジルなどを相次いで制して、決勝に進み、突風のチームとして浮上した。
北朝鮮チームは決勝戦でも優勝候補だった中国を迎えて、同大会決勝戦史上、一番大きな点数差の５ゴール差で大勝を収めた。北朝鮮は同大会６試合のうち、１８ゴールを入れて１ゴールだけを許す強い戦力を誇示した。北朝鮮は一番フェアプレーをしたチームに送られるフェアプレー賞ももらった。
３００人余りの北朝鮮ファンが席を離れず「強性大国」を連呼する中で、北朝鮮は序盤から試合を圧倒した。北朝鮮は前半２９分、チョ・ユンミがペナルティー・エリアで精巧なドリブルで２人の守備を引き離して初ゴールを入れた。続いて、金ソンヒが前半３９分とハーフタイムに相次いで追加ゴールを決めた。金ソンヒは後半７分にも北朝鮮の中距離シュートがＧＫの手に当たってはじき出されると、これを蹴り直して、ゴールを成功させた。北朝鮮は後半１１分、キル・ソンヒがコーナーキックをゴールに成功させて、５番目のゴールを記録した。
今大会で５得点１アシストを記録した金ソンヒは、「シルバーシュー」をもらった。中国のマシャオシュが５得点２アシストでゴールデンシュー（得点賞）をもらった。得点が同じ場合、アシストが多い選手が得点賞をもらう。中国の看板スターのマシャオシュは同日、後半戦から投入されたが得点は上げられなかった。マシャオシュは記者団投票で決められた大会最優秀選手（ＭＶＰ）賞のゴールデンボールもゲットした。
北朝鮮のチェ・グァンソク監督は、「我々の本当の姿を見せてくれて、嬉しい。応援団に感謝する。我々には才能のある選手が多い。今大会の優勝でこれからより多くの選手を掘り出して、さらに実力を上げる」と話した。
bluesky@donga.com
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