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残ったのは傷だけ…浦項建設労組の82日間スト

残ったのは傷だけ…浦項建設労組の82日間スト

Posted September. 21, 2006 05:59,   

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浦項(ポハン)建設労組のストライキが、6月30日のゼネスト突入から82日目にして終わった。このため、ポスコ・浦項製鉄所にある数十カ所の現場は、21日から正常化する予定だ。

労組は20日、1633人が出席したなか、△先月、労使が作った暫定合意案を受け入れるかどうか、△ストライキを終結させるかどうか——についての賛否を問う組合員への投票を行ったところ、1104人(67.6%)が賛成、可決した。反対は519人。

11日の1回目の投票では合意案が否決されており、13日の2回目の投票は労組分会一部が阻止し失敗に終わっていた。20日には、投票の形を経たものの、浦項製鉄所の工事現場に全体労組員およそ3000人のうち半分に近い約1400人が出勤するなど、現場に復帰する労組員が着実に増えていて、労組の執行部がストを続ける名分をすでに失った状況だった。

合意案が可決されたことによって、02年の労使団体協約以降、強制規定に採択された「作業時に組合員を優先的に採用する」との条項も「組合員が不利益を受けないように努力する」に変わり、労組は重要な既得権だった「日雇い労働者を独占的に供給する権利」を失った。

同日、朴承浩(パク・スンホ)浦項市長は「市民への言葉」を通じ、「国家の基幹産業にあたるポスコの本社ビルが占拠され、国際社会の関心を集めたストで浦項が負った傷はあまりにも大きい」とし、「スト都市という汚名を洗い落とし、起業しやすい良い都市に生まれ変われるよう全ての市民が力を集めなければならない」と訴えた。



boriam@donga.com