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「金在博LG監督」

Posted October. 21, 2006 07:17,   

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「冷酷な勝負の世界。永遠の敵も、永遠の友もない。」

金在博(キム・ジェバク、52)監督が11年間つとめていた現代(ヒョンデ)と別れ、LGで新しい司令塔として就任する。

LGは20日、金在博監督を第8代監督に迎え入れると発表した。契約条件は3年間、契約金5億ウォン、年俸3億5000万ウォンなど計15億5000万ウォン。

金監督はプロ野球監督としては初めて、年俸3億ウォン時代を切り開いた。総額でも歴代監督の中で最高待遇だ。これまで最高待遇を受けた監督は宣銅烈(ソン・ドンリョル)監督で、04年に三星(サムスン)と5年間、総額15億ウォン(契約金5億ウォン+年俸2億ウォン)で契約した。

1982年から、LGの前身であるMBCで10年間活躍してから、1991シーズン後、太平洋(テピョンヤン)に移った金監督は、これで15年ぶりにまた元のチームに戻ってくることになった。

この金監督のLG復帰には、少なくない意味が隠されている。

野球界では、金監督とLGの仲がよくないという噂が広がっていた。LGのフランチャイズスターだった金監督は1991シーズンが終わった後、選手生活を延ばすため太平洋に移籍した。

当時、LGは金監督を止めるのに躍起になっていたそうだ。それは選手としてではなくコーチとしての要請だった。しかし、選手に対する熱望が強かった金監督は未練なくLGを去った。以後、たびたび金監督のLG復帰説が出たが、いつも球団高位層の裁可を得ることができなかった。

しかし今シーズン、創立後初めて最下位に墜落したLGに、韓国シリーズ4回優勝に輝く金監督は、球団再建の適任者として浮び上がった。

金ヨンスLG社長は、「この数年間、多くのファンを失望させてしまった。金監督は、『一等のLG』を具現できる名将だと判断した」と言った。

一方、これまで11年間も金監督がつとめてきた現代は、早目に再契約方針を確定したが、去るという金監督を引き止めることはできなかった。

金監督は「現代を去ろうと思えば、残念に思える点が多い。しかし、それはいつかは経験しなければならないことで、後輩たちにも機会を与えなければならないと思った。元のチームであるLGに戻り、それは気楽で嬉しい。その間の経験を土台に新しく準備し、『無敵のLG時代』を切り開く」との覚悟を述べた。



uni@donga.com