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国防部と合参「北保有のプルトニウムは最大で50キロ」

国防部と合参「北保有のプルトニウムは最大で50キロ」

Posted October. 26, 2006 06:58,   

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北朝鮮の核実験強行の翌日10日、尹光雄(ユン・グァンウン)国防長官を中心に開かれた全軍主要指揮官会議で、南北軍事当局間の合意事項を見直すなど、北朝鮮への強硬策が検討されていたことが25日、明らかになった。

同会議で、国防部と合同参謀本部は、北朝鮮が確保した兵器級プルトニウムの量が最大で50キロにのぼると結論づけ、北朝鮮の急変事態の発生に備えた対策を補完し、施行することも検討したという。

また、全軍主要指揮官会議では、北朝鮮が作った核兵器の重さが2〜3トンと推定され、これを搭載して空中投下できるIL82爆撃機が、北朝鮮の義州(ウィジュ)基地と長津(チャンジン)基地に82機配置されていると分析した。

このような事実は、25日に東亜(トンア)日報が入手した北朝鮮核実験に備えた全軍主要指揮官会議の資料で確認された。

軍当局が、北朝鮮のプルトニウム量を50キロと推定したのは初めてだ。

これまで国防部は、北朝鮮の核能力について、「北朝鮮が1990年代に初めて抽出したプルトニウムで1、2個の核兵器を製造しただろう」と評価していた。

国防部は同日の会議で、北朝鮮側がソウル龍山(ヨンサン)に10〜20キロトン級の核兵器を投下すれば、12万5000〜23万5000人の死者を含め、計113万2000人の死傷者が発生すると推定した。

また国防部は、周辺国の国防長官の共同協議チャンネルの構築や、韓国合同参謀議長と韓米連合司令官間の常設軍事委員会(MC)の新設なども検討した。

このため、尹長官が、北朝鮮の核実験直後、軍団長級以上の全軍主要指揮官約50人が出席した全軍主要指揮官会議で北朝鮮の核の脅威を深刻に評価し、北朝鮮への強硬策を検討したにもかかわらず、これを国民に知らせなかった背景に対し、疑惑が提起されている。

同資料によると、尹長官をはじめとする出席者たちは、核兵器1個を作るのに7〜8キロのプルトニウムが必要だと判断し、事実上北朝鮮が6、7個の核兵器を製造していると推定した。

しかし、13日に開かれた国会国防委員会で、韓国国防研究の金忠培(キム・チュンベ)院長が、「北朝鮮が保有したプルトニウムは、核兵器5、6個を製造できる分量だと考えられる」と述べたことに対し、尹長官は、「国防研究院は学者間の資料で話すので、国防部の公式見解と異なる」と反論していた。



ysh1005@donga.com