22日、プロサッカー仁川(インチョン)ユナイテッド試合で審判に悪口をして退場された李天秀(イ・チョンス、25、蔚山現代)は26日、プロ連盟の賞罰委員会に出席し「勝負にとらわれすぎて自制力を失った。本当に申し訳ない。次からは二度とこういうことがないようにする」と話した。
李天秀は同日、4試合出場停止(退場による2試合出場停止を除く)と400万ウォン罰金の懲戒を受けた。
これについて、多くのサッカー人は「弱い懲戒」と口をそろえて話した。プロのリーダーを10年以上勤めたサッカー人は「最近、選手たちが勝手で警鐘を鳴らす必要があったが、少し惜しい」と話した。彼は「審判がホイッスルさえ吹けば悪口を言ったり、抗議したりする文化が形成されている。早く変えなければ、そうでなくても人気のないプロサッカーは無くなる」と付け加えた。サッカー協会のある関係者も「審判たちの厳格な判定も重要だが、選手たちの非紳士的な行動について重い懲戒を下して再発を防止する必要がある」と話した。
ところで、連盟は李天秀の一言に懲戒のレベルを下げたことに続き、さらに選手を庇っている。ナム・グンヨン連盟賞罰委員長は「李天秀の意思表示が情状酌量になった。選手本人が自分の行動を後悔している点を勘案した」と話した。
連盟のある関係者は「普通、審判に悪口をする場合、2、3試合出場停止だが、李天秀が有名で被害をもっとたくさん受けた面がある」と変な説明をしたりした。まるで審判に悪口を言うのが何でもないというニュアンスだ。
最近、プロサッカー場にはファンがいない。25日に開かれた6試合のうち、蔚山(ウルサン)—大田(テジョン)シチズン試合(2433人)を含む4試合がそれぞれプロバスケットボールの1試合平均観衆(5697人)にも及ばない3000人以下だった。
傲慢で我がままな選手、勝利だけを追う球団、球団の機嫌を伺う連盟など「3拍子」が相まって出た当たり前の結果というのが、専門家らの共通した指摘だ。
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