▲金槿泰指導部、「私の責任だけではない」〓金槿泰(キム・グンテ)議長はすでに再・補欠選挙前に「創党失敗論」を言及した。金議長は、同日、非常対策委員会会議で、「ヨルリン・ウリ党はもちろん、どの政党も国民に希望を与えられずにいる」と述べた。再・補欠選挙の結果、基礎自治体長選挙で無所属の候補が3人も当選したのを念頭に置いた発言だった。ウリ党の敗北は、創党以来の構造的な問題であり、他の党もさほど変わらないので指導部が責任を持つようなことではないという意味で聞こえた。
金議長は代わりに、自分が政界再編を主導すると言った。金議長を中心とした在野派の集まりである民主平和国民連帯は同日午前、非公開の会合で、政界再編に備えた行動を急ぐことで意見をまとめた。ある出席者は、「もうアクションを取るしかない」と述べた。しかし、彼らが推進する政界再編がどれほど推動力を発揮するかは疑問だ。
▲初当選議員ら「早期党大会開催」主張〓党内の初当選議員の集まりである「初めのように」所属の議員23人は同日、声明書を通じて、来年2月末に予定されている党大会を遅くても1月に繰り上げるべきだと主張した。さらに、「現指導部が党大会まで非対委の任務を充実に移行し、11月までに党大会など政治日程の準備を差し支えなく完了すべきだ」と述べた。
指導部を交替するとしても別にこれといった対策がない状況なので、党大会を開いて問題を公開して解決策を模索してみようということ。しかし、党大会で何をしようかということについてはそれぞれ意見が違う。
「初めのように」の趙正錝(チョ・ジョンシク)議員は、「党大会はウリ党が既得権を捨てて、大統領選挙に向けた勢力糾合の場にならなければならない」と述べた。
廉東淵(ヨム・ドンヨン)議員は、「ウリ党は今、死亡寸前の状態だ。どの形であれ、統合に向けた手続きを踏む意味で党大会は必要だ」と述べた。
ハン・ビョンド議員は、「大きい枠組みで統合論に反対する人はいない。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領寄りの勢力も統合についてはみんな共感を示している。統合を党大会を通じて秩序整然にやろうということだ」と述べた。
田炳憲(チョン・ビョンホン)議員は、「今はハンナラ党に反対して、ウリ党に失望した国民に執権の希望とビジョンの枠組みを新しく練り直して、新しい党を作らなければならない時点だ」と述べた。
▲大統領府「地域分割構図の強化は反対」〓盧大統領は再・補欠選挙の結果および与党発政界再編議論について一切反応を見せていない。しかし、尹太瀛(ユン・テヨン)大統領府報道官は、「1988年以来、大統領が政治活動をしてきながら、一貫して地域主義に立ち向かって戦ってきたため、地域的な分割構造を強化する方向へ行くことに対しては賛成しないだろう」と述べた。民主党との統合を通じて、湖南(ホナム)の民心を確保するのが優先だという党内の相当数の気流に反対するという意味だ。
党の一部では政界再編の議論が活発に行われるように、盧大統領の離党が避けられないという声が再び出ている。
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