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国防部の捜査官がなぜ夜間パトロールを?

国防部の捜査官がなぜ夜間パトロールを?

Posted November. 01, 2006 03:01,   

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国防部の憲兵捜査機関である調査本部の要員たちは最近、大変な苦労をしいられている。捜査や当直など本来の業務のみならず、市内の夜間パトロールまでしなければならないからだ。

夜間パトロールは、午後6時の職員の退社後から深夜12時までと、午前0時から翌日午前6時までの2組に分かれて行われる。パトロール地域には国防部の合同参謀本部(合参)の構内や駐車場、国防部西門前の一人暮らしの将校のためのロッジである国防レステルが含まれる。軍人たちがよく訪れるソウル龍山区三角地(ヨンサング・サムガクチ)一帯の飲食店やカラオケ、三角地(サムカクジ)地下鉄駅もパトロール・コースだ。

とりわけ、深夜は銅雀区大方洞(トンジャクグ・テバンドン)の海軍や空軍マンション、永登浦区新吉洞(ヨンドゥンポグ・シンギルドン)の陸軍マンションもパトロールしなければならない。彼らの夜間パトロールは、9月からまるまる2ヵ月間続いている。陸海空軍の本部のある忠鋻南道鶏竜台(チュンチョンナムド・ゲリョンデ)でも、憲兵たちのパトロール活動が行われているという。

調査本部の要員たちが夜間パトロールをするのは、3日の将軍の昇進人事を控えて、かつてのような悪夢が繰り返されるのを防ぐためだ。2004年11月、国防レステルの地下駐車場にまかれた「怪文書」は、国防部と陸軍を騒然とさせた。同年10月に行われた将軍の昇進人事に不祥事があったという内容だったからだ。

この事件で、創立以来始めて、陸軍の人事参謀部が軍検察の押収・捜索をうけ、当時の南在俊(ナム・ジェジュン)陸軍参謀総長が辞意を表明する事態にまで発展した。国防部の夜間パトロール活動は、怪文書の波紋から1年後の昨年、将軍の昇進人事の時から始まった。今年の将軍の昇進審査の結果は3日に発表される。しかし金章洙(キム・ジャンス)陸軍参謀総長が国防長官に任命された後、大々的な将軍の人事異動を行うほかなく、このため、3日以後にも陰謀性の投書や怪文書の流布がありうるだけに、夜間パトロールは当面続く計画だ。



yshwang@donga.com