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「中国が補薬」三星のバットが炸裂 コナミカップ・アジアシリーズ

「中国が補薬」三星のバットが炸裂 コナミカップ・アジアシリーズ

Posted November. 11, 2006 04:26,   

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打撃不振に悩まされていた三星(サムスン)が中国マウンドを焦土と化し、大勝を収めた。

三星は10日、日本東京ドームで開かれたコナミカップ・アジアシリーズ予選第2戦で、中国オールスターの「チャイナスターズ」を相手に15安打を奪い、13—1、7回コールド勝ちした。1勝1敗となった三星は11日、台湾のラニューと決勝進出をめぐって対戦する。

三星のバットは今大会出場チーム中、最も弱い中国との試合で炸裂したものの、落ち込んだ雰囲気に活力を吹きこむものと見られる。三星の宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督は、「雰囲気の刷新に役立ちそうだ」と話した。

三星の「水のバット」は昨日今日の問題ではない。レギュラシーズン時、0.255に過ぎなかったチーム打率は、韓国シリーズでは0.209とさらに落ち込み、コナミカップまでそれを引きずった。三星は9日、日本ハムとの予選第1戦で3安打に止まり、1—7で完敗した。

宣監督は三星と決勝進出を争う台湾のラニューが9日、中国戦で12—2、8回コールド勝ちをした後、「台湾チームの攻撃のほうが我々より一枚上だ。うちのチームによく打つと言えるほどの選手がだれかいるか」と言い、もどかしい気持ちを吐露した。

三星のいまいちのプレーは、同日の試合でも再現されそうだった。3回まで中国先発のグォ・イォファに対し、1安打しか奪えなかったのだ。先発のチョン・ビョンホが無失点に抑えてはいたが、点数をとらないとそれも無用の長物。幸い、三星は打順が一巡した4回2死1、2塁で、金ハンスのタイムリーヒットと相手のミスで2点を上げ、2—0でリードしていた5回、バットが炸裂した。先頭打者の金ジェゴルの左翼への安打を皮切りに、5回だけで9安打で10点を追加し、7回にも李ジョンシクのタイムリーヒットでさらに1点を加えた。

三星はラニューとの予選第3戦で、最もコンディションのいいブラウンを先発に投入し、総力戦を繰り広げる予定だ。「中国戦の補薬」を飲んだ三星がどのような試合を展開するか注目される。



kimsk@donga.com