百済の精神を感じながら、愛のリレーをした。12日、忠南公州市(チュンナム・コンジュシ)で行われた第5回、全国区間マラソン大会兼東亜(トンア)日報06百済マラソン(忠清南道公州市、大韓陸上競技連盟、東亜日報の共同主催)。
6人が一組になって42.195キロを区間別に分けて走る同好会区間マラソンは、愛の
リレーの場だった。忠南サラン(愛の意)マラソンクラブは、金グンナム(37)、朴ビョンジュンさん(39)ら6人が一組になって同日、2時間20分45秒で優勝した。「忠南サラン」は、忠南地域の陸上部を応援するために、昨年作られた同好会。忠南各地域の15人が、陸上の有望株を育てるとして同好会を誕生させた。各種マラソン大会に出場してもらった賞金に同好会の寄付金を加え、忠南地域の陸上部を支援している。同日の優勝でもらった150万ウォン相当のアシクス商品も、同地域の中高校の陸上部に贈る予定だ。
同日、初走者だった金グンナムさんは、「優勝もしたし、良いこともすることができて本当に嬉しい」と話した。最後の走者として力走してアイアマラソンクラブAチーム(2時間25分20秒)を抜き、優勝をもたらした朴ビョンジュンさんは、「お互いに力を合わせて、42.195キロを走っているうちに、信頼と愛情も大きくなったようだ」と話した。
事故で両腕を失った後、マスターズの常連になった金ヨンガプさん(33)は、ブルーラーナーズチームで出場して3位(2時間28分57秒)に入賞した。金さんは、「記録に対する執念よりは、チームメンバーに対する信頼で走ることに意味がある」と話した。
マスターズハーフコース男子部では、李ビョンヒョさん(38、坡州市役所マラソン同好会)が1時間15分31秒で優勝し、女子部では朴ソンスンさん(39、紅参を食べて走る人々)が1時間23分35秒でトップに立った。
同日、5キロ部門では李ソング(36)—ソ・ファチョルさん(36、公州市新官洞)夫婦が、息子のジュンヒ(8)、娘のジュヒちゃん(4)と一緒に走るなど、家族連れの参加者が多かった。
東亜日報社は、同日5キロに参加した3514人の参加費全額を公州市が指定する慈善団体に寄付することにした。
一方、エリート区間マラソン男子部では、忠北(チュンブク)体育高校が高等部韓国最高記録の2時間7分57秒で優勝した。2位は2時間11分43秒のスンシン高校(慶北漆谷郡倭館邑)、3位は昨年まで4連覇を記録したベムン高校(2時間12分38秒、ソウル)。
21.0975キロを4区間に分けて行われた女子部レースでは、昨年創団した新星の鵲田(ジャクジョン)女子高校(仁川)が1時間12分38秒をマークして、強力な優勝候補だったサンジ女子高校(1時間13分32秒、江源原州市)を抜いて優勝した。3位は忠北体高(1時間14分53秒)。