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ファーベーク監督、イラン戦代表選出で気苦労

ファーベーク監督、イラン戦代表選出で気苦労

Posted November. 15, 2006 03:03,   

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中東遠征の途に発ったサッカー韓国代表の「ファーベーク号」。しかし、のっけから道は険しい。

代表選出問題でプロチームとの間でトラブルがあり、紆余曲折のあげく13日夜、出国した韓国代表チームは15日午後9時(韓国時間)、イラン・テヘランのアザディ競技場で、イランと07アジア杯最終予選B組の組別リーグ最終戦を行う。

韓国とイランはすでに、アジア杯本大会進出を確定したので、この試合は組1位を決めるプライドをかけた対決だ。

韓国とイランは、3勝2分け(勝ち点11)で並んでいるが、得失点差で韓国(15得点、3失点)がイラン(10得点、2失点)をリードし、組1位を守っている。

ピム・ファーベーク監督が率いる韓国代表は13日、イランへの出発8時間前になってやっと、アウェーリスト20人を確定し、06ドーハ・アジア大会代表チームを中心にメンバーを組んでから5日も経たない短い期間で組職練習のみ行った状態。一方、イランは海外派を総動員した最強戦力だ。

ファーベーク監督は19日、Kリーグ・チャンピオン決定戦第1戦を行う予定の水原三星(スウォン・サムスン)と城南一和(ソンナム・イルファ)所属の選手たちを選出し、イランとのアウェーゲームに臨むため、両チームと一部サッカーファンから非難も浴びている。

金ハクボム城南監督は、「勝っても負けても別に意味のない試合のために、チャンピオン決定戦に出る選手たちを抜いて行ってもいいのか」と抗議したが、ファーベーク監督にとっては決して勝っても負けても意味のない試合ではないのだ。ファーベーク監督は、アジア杯でのイランとのアウェーゲームを、ドーハ・アジア大会に備えた海外トレーニングの出発点にすると話してきた。今回の20人の選手のうち15人が、アジア大会に出場する代表チーム選手だ。

ファーベーク監督はイラン戦で4−3−3戦術を基本とするつもりだ。

チョン・ジョグク(FCソウル)をワントップにし、左右にチェ・ソングク(蔚山現代)と李ジョンミン(蔚山)またはヨム・ギフン(全北現代)を配置するものとみられる。また、プロサッカー・プレーオフ戦を行った水原と城南選手たちの体力問題を考慮し、李天秀(イ・チョンス、蔚山)と金正又(キム・ジョンウ、名古屋グランパス)と李浩(イ・ホ、ジェニト)をMFに配置する可能性が高い。金斗鍱(キム・ドュヒョン、城南)は状況によって、ジョーカーとして起用するとみられる。

フォーバック守備は金東進(キム・ドンジン、ジェニト)—金珍圭(キム・ジンギュ、ジュビロ磐田)をセンター守備に配置し、左右フルバックに金致坤(キム・チゴン、ソウル)と呉範錫(オ・ボムソク、浦項)を稼動する可能性が高い。ゴールキーパーは金永光(キム・ヨングァン、全南)が選ばれる見通しだ。果してファーベーク監督がこの瀬戸際をどう乗り越えるか注目される。



jaeyuna@donga.com