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ニューライト労組、現代自で初めて発足

Posted November. 17, 2006 06:55,   

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「質の良い雇用の創出」を目標とする新しい労働運動を打ち出して9月に立ち上がった「ニューライト新労働連合(新労連)」が、12月、国内最大労組の現代(ヒョンデ)自動車に傘下大企業の労組組織の「新労働連合会」の拠点を構える。

韓国労働組合総連盟(韓国労総)と民主労働組合総連盟(民主労総)に続き、「第3の労総」に成長できるかどうか注目されている新労連が、代表的な強力労組の現代自動車に傘下組織を構築することを決めたことで、労働界はいかなる形であれ、変化は避けられないようだ。特に、現代自動車労組は、来年初め、指導部の選挙が予定されているため、選挙構図にどのような影響があるかも関心を集めている。

民主労総所属の現代自動車労組は、1987年設立以後、1994年を除き、20年間、毎年ストを続けている。今年の賃金交渉の時も21日間ストを展開しており、民主労総の中核組織として、労組員を約4万3000人も抱える。

現代自動車労組の組合員約50人は、民主労総の指針に従って組合員が4時間の時限付きゼネストを展開していた15日午後、蔚山(ウルサン)勤労者総合福祉館で、別途に「現代自動車新労働連合会2次ワークショップ」を開き、現代自動車組合員が参加する新労働連合会を公式に発足することを決めた。

彼らは同日、「現代自動車新労働連合会」名義の「我々の立場」という資料を通じ、「ゼネストは労使の対立をさらにエスカレートさせるばかりで、企業を駄目にする消耗的な闘争」とし、「実質的な雇用安定と労働者の暮しの質を検討する実事求是の姿勢で、未来志向的な労働運動に取り組むことを宣言する」と明らかにした。

さらに、「民主労総の繰り返されるゼネストの指針によって、生産を中断してまで労使関係先進化策(ロードマップ)や韓米自由貿易協定(FTA)交渉の中断などを要求する政治的ストに突入するのは、現場の組合員の期待とは余りにもかけ離れている」とし、強く批判した。現代自動車組合員が執行部を公開批判したのは、極めて異例のことだ。

現代自動車・新労働連合会代表には、1987年、現代自動車労組の初代副委員長を務めたソ・ジュンソク氏が選出された。ソ代表は、「先月12日、初めてのワークショップを開いて、本格的な創立準備活動に突入した。現在、70人の組合員が会員として加入しており、1000人以上の組合員が参加の意向を示した」と話した。

ソ氏はまた、「新労働連合会は特定の派閥ではなく、多様な組合員を取り込んでおり、元執行部関係者の一部もまもなく参加を公式に宣言する予定だ」と話した。

このような新労働連合会のスタートに対し、現代自動車労組側は、「公式的に示すコメントはない」と明らかにした。



zeitung@donga.com