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JU事件、検・警につづき政界に拡散

Posted November. 30, 2006 06:49,   

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検察が29日、JUグループ事件に関係した政治家たちを調査していると明らかにし、事件の影響が、警察、検察に続き、政界にも広がっている。

▲関係疑惑の政治家は誰?〓検察の捜査線上にのぼった政治家は、4、5人だという。JUグループ関係者に対する家宅捜索の押収物などを分析する過程で名前が登場したが、具体的な容疑が明らかになった段階ではないと、検察は明らかにしている。

まず、JUグループ会長の朱水道(チュ・スド、50)容疑者の側近とされるハン・ウィサン(45、在宅起訴)被告の「プレゼント・リスト」にあがった人物が取り上げられた。検察の周辺では、長官や国会議員を務めたK氏や、また別のK前議員の名前が出ている。

JUグループ諮問委員として活動した人物も、注目を受けている。諮問委員団の委員長を務めたS前議員、顧問だったP前長官、P前議員らの名前もあがっている。

JUグループ系列会社のケーブルテレビの社長を務めたK前長官、ハン被告と親交があった与党ヨルリン・ウリ党のP議員の名前もあがっている。

JUグループは、政界関係者を前面に押し出して信頼を高める「スター・マーケティング」を展開したもようだ。一部の人物は、JUグループの社内放送に出演するなど、積極的に広報を助け、事業者としても活動していた。被害者の中には、「有名人が積極的なのを見て、投資を決心した」と話す人が少なくない。

また、検察の捜査に備え、予防線を張っていたという声も出ている。今年5月に公開された国家情報院の報告書には、政官界のロビーと関連し、「検警の捜査や、公正取引委員会などの調査に備え、もみ消しのために金品を渡した」と書かれている。2004年、検察がJUグループに対する内部捜査に着手すると、与党の某議員などを動員し、ロビーを行ったという内容もある。

▲当事者たちは「無念だ」〓名前があがった人たちは、一様に無念だと訴えている。K前長官は、系列会社のケーブルテレビの代表を務めた背景について、「朱会長が、メディア事業に600億ウォンを出すと言ったので代表を引き受けたが、実際には9億ウォンしか投資しなかったので、しばらくして辞めた」と述べた。

そして、「私が、国会議員選挙に落ちてすることがなかった時に、年俸2億ウォンで構造本部長の地位の話を持ちかけてきた。1ヵ月に1000万ウォンずつ3ヵ月間ほど受け取ったが、それも辞めた」とし、「ハン氏のプレゼント・リストにも私の名があがっているというが、名節(民族固有の祝祭日)に靴下を数足もらった以外、受け取ったものはない」と説明した。

また別のK前議員は、「大検同門会の集まりで、ハン氏に一度会ったことはあるが、プレゼントは受け取ったことはない」と主張し、P議員は、「ハン氏に会ったのかどうかも覚えていない。プレゼントももらったことはない」と話した。

諮問委員だった金康子(キム・ガンジャ)前警察署長は28日、検察に自ら出頭し、「JUグループに5億ウォン以上を投資したが、かなりの金額の損害を受けた」と話したと、検察は明らかにした。

いっぽう、拘束された朱会長は29日、JUグループ事業者協会宛に送った手紙を通じて、「政官界にいかなるロビーも行っていないということを明確にする」と主張した。



will71@donga.com woogija@donga.com