カタールのドーハ・アースファイアルホールで5日に行われた男子体操種目別決勝の鞍馬(あんば)で、今大会で初めて共同優勝者が3人も出た。韓国の金洙眠(キム・スミョン)、北朝鮮のチョ・ジョンチョル、日本の冨田洋之の3人が決戦でいずれも15.375点をもらったため。一般の授賞式では、順位によって高さを違えて、2位—1位—3位の形で受賞者の国旗が掲揚され、1位選手の国歌だけが演奏される。優勝者が3人となると、どうなるだろうか。
同日、国旗の掲揚は日の丸が真ん中に、太極旗と人共旗はそれぞれ左側と右側に同じ高さで掲揚された。もし、内容を知らないまま授賞式を見たら、日本が1位、韓国が2位、北朝鮮が3位と勘違いしやすかっただろう。国歌は日本→韓国→北朝鮮の順で3曲が相次いで演奏された。
これは国際大会で通用するルールに従ったもので、共同優勝者が出た場合、受賞者の国家別登録順によって授賞の順序を決める。英文の国家名が日本は「JAPAN」、韓国は「KOREA(正式名・Republic of Korea)」、北朝鮮は「PRK(正式名・Democratic People’s Republic of Korea)」と明示されるので、アルファベットの頭文字が一番早い順で順序を決めたものだ。
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