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韓国の「弓の国産化」完全に成功、確かなASで記録上昇

韓国の「弓の国産化」完全に成功、確かなASで記録上昇

Posted December. 14, 2006 07:27,   

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1996年アトランタ五輪の時のことだ。米国の世界的なアーチェリー・メーカーであるホイト社は、最高品質の弓を自国選手たちにだけ提供した。韓国男子アーチェリー代表チーム選手たちもこの弓を購入しようとしたが、「売らない」と言うからどうしようもなかった。女子選手たちは日本のヤマハ(現在はアーチェリー事業から撤退)社が作った弓を使った。

女子選手は個人戦(金ギョンウク)と団体戦で両方とも金メダルを取った。しかし、男子団体戦は銀メダルにとどまった。一方、米国は男子個人戦(ジャスティン・フーシ)と、団体戦で二つの金メダルを持って行った。

その年の冬、大韓洋弓協会はひとつの決断をした。「弓の自主化」を宣言したのだ。洋弓協会は、「1997年から、小学生と中学生は国内大会で外製弓の使用を禁ずる」と言う指針を下した。

最初は、反対も少なくなかった。しかし、時間がたつにつれ、韓国のたった二つの弓メーカーである「サムイク・スポーツ」と「ウィン・アンド・ウィン」は、良い品質の製品を生産し始めた。

00年シドニー五輪。初めて、韓国選手は全員、「メード・イン・コリア」が刻まれた弓を持って競技に出た。女子は個人戦(ユン・ミジン)と団体戦を席巻し、男子は団体戦で金メダルを取った。4年後開かれたアテネ五輪でも、韓国洋弓は4種目の中で三つの金メダル(女子2、男子1)を獲得した。

今回のドーハ・アジア大会でも、韓国は韓国産弓で次々と勝利した。11日、女子個人戦の朴ソンヒョン、12日、男子個人戦のイム・ドンヒョンが金メダルを首にかけた。

12日、ルセイル競技場で会った多くの外国選手は、韓国制弓を使っていた。一見しても半分以上だった。アバライ・ラザ・インド監督は、「インドチームの8人の選手の中で5人が韓国弓を使う。ちかいうちにあるメーカーから新製品が発売開始されると聞いた。期待している」と話した。

最高の装備を自由に使えるというのは大きなメリットだ。選手たちの使う弓は1カ月ぐらい経てば弾力が劣る。その時ごとに、二つのメーカーは修理または交換してくれる。今回の大会を控えても、韓国選手たちは徹底したサービスを受けた。

ソ・ゴウォン大韓洋弓協会専務は、「世界のトップランカーの90%以上が韓国弓を使っている。10年前のことを思えば、まことに誇らしい。選手も、弓も、すべて『メード・イン・コリア』が世界を制覇している」と語った。



uni@donga.com