李弼商(イ・ピルサン)高麗(コリョ)大学総長が剽窃議論の疑惑に巻き込まれている中、高麗大学では剽窃問題をはじめとした「研究倫理」に関するガイド・ラインを作成することにした。
高麗大学は29日、「剽窃や研究費の着服など、研究倫理問題の基準を盛り込んだ規定集を製作中であり、冬休みがおわる3月までに作成して8月中に配布する予定」を明らかにした。
高麗大学は昨年3月、教員の倫理規定や綱領を制定した後、最近、ひょう窃を巡る学界の議論が相次ぐと、研究倫理に関する基準を示すための作業を今年7月から始めた。
高麗大学は教授協議会から2人、教員倫理委員会から2人、教務処から2人の推薦を受け、人文系や理工系学科などのさまざまな学問分野の教授6人からなるタスク・フォースを設けた。
教員倫理委員会の金炳扈(キム・ビョンホ)委員長は、「国内学会や国外の大学からの事例と関連規定を収集し、韓国の状況に合わせた規定を作る計画」と述べ、「後で公聴会を通じて、教授たちの意見を収集した後で公式発表し、剽窃議論についての基準にすることにした」と明らかにした。
これまで、科学技術部が研究倫理や真実性の確保のためのガイド・ラインをまとめたことはあったが、大学が自主的に人文系学科と自然系学科にあまねく適用するために、剽窃と関連した詳しい指針を作るのは今回が初めてだ。
朴鍾旻(パク・ジョンミン)TFチーム長は、「ガイド・ラインには剽窃の種類や定義、範囲などを明示して、どこまでが剽窃であるか判断するのに役立つ具体的な基準を提示することになるだろうし、著作権の問題とほかの論文の引用の仕方、具体的な剽窃行為の例示などを盛り込む計画だ」と述べた。
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